インタビュー:池田信夫氏(1)「先祖返り」するNHK:阿部重夫編集長ブログ:FACTA online


FACTAでの池田信夫氏へのインタビュー連載が始まった。

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「国際放送に対する政府の命令は、菅総務相の点数稼ぎにはなっても、実質的な意味はほとんどない」というのは、僕も前に書いたところだが、そこから先はもっと過激だ。NHK在職時の経験として、総務省(当時郵政省だろう)から、普段から番組内容について電話はかかってきていて、適当にやり過ごしているというのは局内では常識だとか。圧力なんて前からかかってるわいと。

第二回になると、放送という「業界」が、いかにこのカテゴリーに配分される電波を死守しようとしているか、そしてそれが電波利用の効率としてはものすごく悪いんだという話になっている。

先週の学会で、結局最後に「ジャーナリズム」として残るのは、プロの文章力とかプロの取材力とか、それに対するリスペクト、つまり、中身の部分しかなくて、それに対して社会はコストを負担するかという問題になるんだなと感じた。その流れでいくと、形式としての「電波」を守ることによって、実質としての「報道の自由」や「表現の自由」を守ろうという発想は、既得権者の思惑にもっともらしい衣をかぶせただけなんじゃないかという、少なくともそういう疑いを持ってみたほうがいいということであろう。

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