かねてより予定されていた通り、新潟市古町のデパート大和新潟店が閉店した。夕方iPhoneとカメラを持っていき、マスコミ各社とともに（？）iPhoneで動画「中継」を行ってきた。
リンク: 新潟日報社 netpark ::: 大和新潟店、市民に惜しまれ幕.
新潟市古町地区の老舗デパート大和新潟店（中央区古町通７）が25日、閉店した。県内随一の繁華街を支え、地元に親しまれた66年の歴史に、ピリオドを打った。午後７時の営業終了に合わせて数百人の市民が店の前に詰め掛け、シャッターが下りきるまで拍手で見送った。
66年の歴史を知らない、新潟歴4年の僕としては、そんなに大きな感慨もないのだけど、まちなかのデパートが消えていく寂しさは、地元弘前になぞらえて考えれば、容易に想像できる。
7時から（謎の？）曲が流れ、店長からのあいさつなどのセレモニーがあり、最後に店員の皆さんが店内で頭を下げながら、シャッターが下ろされた。閉店後もテレビ各局は、店の前にいる高齢の人たちにインタビューし、皆さんがそれぞれの思い出を語っていた。店の前には、クリスマスシーズンの名物であったダンシングラビットの前に人だかりができ、みんな記念撮影をしていた。
感慨は理解できるけれども、店の前に集まった人たちがみな、日ごろ大和を利用していたわけではない。むしろ僕のような全くと言っていいほど利用していなかった人も多かっただろうし、感慨を覚える人たちの多くも、足が遠のいていたはず。それが現実だ。
「街歩き」が楽しめる場所が壊滅し、すべて郊外店に移行してしまうことを、歓迎する人は少ない。しかしかといって、交通の便、品揃え、いずれにおいても郊外店に劣っている場所に、「街歩き」の楽しさだけで人が戻ってくるとはとても思えない。古町は歩いていて楽しい場所になれるかどうか。そこがカギになるように思う。
本日の動画中継はモイ、Twitcastingを使って行った。僕より先に来ていた@h_mosa さんや @akisakai さんもやっていたので、実質三元中継になった。僕が撮っていた分を下に貼っておく。
iPhoneで片手がふさがっていたこともあり、写真はほとんど取れなかった。Photowalkに何度か来てくださった、神崎さんが撮影していたので、彼から秀作が出てくるものと期待しよう。
