仕事でIT関係の人と付き合うようになって10年以上たつが、その間に、いわゆる「鉄」な人々にお会いすることが増え、実は世の中にはたくさんに鉄道ファンがいることがわかってきました。
こうした人達の話題として、よく出てくるのが只見線。会津と新潟県の小出(魚沼市)、135キロを結ぶこの路線は、山間を走る秘境路線として人気があるようです。しかも日本有数の豪雪地帯です。只見線は2020年7月現在も、東日本大震災で被害が特に大きかった会津川口・只見駅間が不通で、バスによる代行輸送が行われています。2021年の復旧を目指しているとのこと。
小出という街は、かつて会津藩領だった街で、戊辰戦争の際にも新政府軍と会津軍が激戦を繰り広げた後がさまざま残されています。当時小出と会津を結んでいた「六十里越え」という山道を、現在只見線が走っているわけです。小出から入って戊辰戦争での戦いの跡を訪ねてから、只見線で会津に向かう。鉄道ファンならずとも、楽しめるルートと言えそうです。バスの代行輸送が終わり、会津まで直行できるようになったら、自分も訪ねてみようかと思っています(でも車で行ってしまいそう)。
さて、鉄道ファンである俳優の六角精児さんが、六角精児バンドとして、只見線への愛を歌っているのが、「只見線の歌」です。2017年7月、只見町で行われた発売記念ライブで、披露されています。
~六角精児バンド「只見線のうた」発売記念ライブ in 只見~
2017.07.15 福島県只見町「季の郷湯ら里」にて
六角精児(ボーカル、ギター)
江上徹(ギター、コーラス)
有馬自由(パーカッション、コーラス)
高橋悟朗(ベース、コーラス)
この曲は、学生たちと制作しているラジオ番組「敬和キャンパスレポ」の中で、紹介しました。
敬和キャンパスレポVol.34 20200529敬和「年の差」プレイリスト「鉄道」|敬和キャンパスレポ|note
小出の街は、魚沼エリアの人々がよく食べている「生ホルモン」発祥の地のようです(新潟市近辺ではあまり知られていない)。生で食べるわけではなく、熱を加えていない新鮮なホルモンを、焼いて食べます。奥只見ダム開発の拠点となった小出で、全国から集った人々の空腹を満たしたのが、地元の新鮮な生ホルモンで、それがきっかけでこのエリアに広まったと聞きます。
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