新潟市の古町10番町。喜ぐちや佐藤菓子店(甘納豆の店)の近くにある、東屋というそばやさんに、「カレータンメン」なる看板を見つけた。
三条が売り出し中の「カレーラーメン」ではなく、カレー「タンメン」。塩味の野菜ラーメンの上に、カレーがのっかるのか、混ぜられているのか。控えめな味付けの奥ゆかしいタンメンに、カレーを混ぜてしまったら、それは結局カレーラーメンになってしまうのではないか。いろいろ検索してみるも、どうも新潟名物といわれるほどの知名度ではないようで、ほとんど情報はなかったが、一件だけ、新潟ラーメン日記に、この東屋さんのカレータンメンの情報が載っていた。写真付きで。
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想像していた通りのタンメンのスープに少しだけカレーの味が加わったものです。濃厚なカレーだったら楽しいかなと思いましたが、スープに粉末カレー粉を加えた程度のものでした。
麺は、細縮れの標準的な麺かなと思いましたが、大江戸並みに長い麺です。
スープは、カレー味のあっさりしたもので期待したトロミはまったくありません。ごく普通の癖のないスープに少しカレー味が加わっています。でも、これもこれでいいかなって味です。少し食べて胡椒をかけてみます。味が締まります。調子にのって七味唐辛子もかけてみます。辛さは増しますがカレーの風味が薄れてきました。トッピングの野菜は、キャベツ、もやし、人参などの炒め物です。
カレーの濃厚なものならと期待しましたが、カレー風味のタンメンといったところでしょうか。タンメン610円で、カレータンメンは630円です。
どうやら「タンメン」の存在感を残すために、カレーの味付けを控えめにしているようだ。鳥の半羽揚げに近い、「ほんのりカレー味」なのだろう。タンメンとの値段の差も僅か20円。
もう一つ別のブログに、新潟市白山浦の丸屋というお店のカレータンメンが、写真付きで紹介されていた。
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こちらはちゃんとカレーの「ルー」と混ぜた、カレーうどんのような見た目。タンメンとしての最後の一線(?)は守られているのかどうか、気になるところ。
ちなみに食べログには、都内を中心にいくつか「カレーラーメン」の情報が載っているようだ。新潟に限らず、全国各地に細々と、「カレータンメン」文化があるということだろうか。