naoyaiを偲び、弘前公園の桜を撮る

Sakura flowering in old castle

今年もGWは弘前へ。弟naoyaiの逝去から、このGWで3年が経ったことになる。5月4日には、家族で墓地を訪ねた。毎年来てくださっているnaoyaiの元同僚のお二人が、今年もひそかに墓地を訪れてくださっていて、おもいがけず墓地で遭遇。

家族は今年も、おおむね弘前に集まることができたが、naoyaiの死については、それぞれ思いを胸に抱きつつも、奥底にしまったまま。それぞれの思いをそのまま吐
き出したら、共有できることもあるだろうが、それぞれの過ごした時間や立場の違いが、かえって鮮明になるし、そこはお互い触れてはいけないように思っているような気もする。

弘前公園の桜がGWに咲くことはなかなかなくなってしまったが、今年は満開時期がGWに重なり、かなりの人出であった。と思ったのだが、naoyaiの
Flickrにあった弘前公園の桜の写真は、2006年の5月4日に撮影されている。

Sakura flowering in old castle Sakura flowering tunnel

次の年の5月4日に、naoyaiは息を引き取ったので、ちょうどそ
の1年前に撮った写真ということになる。ひょっとするとGW後半に弘前の桜が咲いたのは、naoyaiが桜を撮った、2006年以来のことなのかもしれな
い。

年に一度の短い期間、華やかに咲き誇る花というのは、別に桜に限った話ではないのだが、「来年もこの桜を眺めることができるように」と願う気持ちを、最近
抱くようになった(稚内時代はあまり桜に縁がなかったので、そんなことを思わなかったのかもしれないが)。弟のこの写真を見て、3年前にそのような思いを
抱くようになった気もするが、はっきりとは思いだせない。かつて見慣れた風景であった弘前の桜は、(連休から外れて咲くことが増えたたために)何年かに一度しか見ることのできないものとなり、父母とともに春の訪れを楽しめるのもあと何度あるのか、自分自身もあと何度この桜を見ることができるのか。一日一日の貴重さを改めて感じながら、今年は、たくさんの桜の写真を撮った。

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