「小学五年生」と「小学六年生」今年度で休刊


小学館は今日、「小学五年生」と「小学六年生」を今年度いっぱいで休刊することにしたと発表。

リンク: 小学館:「小学五年生」と「小学六年生」今年度で休刊 – 毎日jp(毎日新聞).

ピークの73年4月号では「五年生」が63万5000部、「六年生」が46万部を記録したが、近年は両誌とも5万~6万部と低迷していた。

ある種の感慨がないわけではないが、むしろ公称部数5万~6万でよく続いていたというべきか。今日学生たちに速報的に話したけれども、ポカンとしていた。今の大学生にとっても、「小学○年生」は思い入れの対象になっていないように思う。 

学年別学習雑誌は創業者、故相賀(おおが)武夫氏の肝いりで創刊され、小学館の基幹事業と位置づけられてきた。同社広報室は休刊の理由を「近年、特に小学
校高学年の学習環境の変化は急激であり、ゲームやスポーツなど趣味や嗜好(しこう)の多様化も進んだ。男女の性差も顕著になり、読者ニーズに必ずしも合致
しなくなってきた」などと説明している。「小学一~四年生」の各誌は刊行を続けるが、内容の見直しと改革を進めるという。

そんな急速だったのかどうかはよくわからない。今の大学生が小学生だった時に、すでに趣味や嗜好は多様化し、男女の性差も顕著だったような気がしなくもない。いずれにせよ、「小学館」にとっての基幹事業が、一部休刊ということになった。

ある種の感慨はあるけれども、この時代に、子どもから携帯やゲームをとりあげて、雑誌を読ませればいいとは決して思わない。携帯、ネット、ゲームとの付き合い方をきちんと教える方が(大人が教え方を模索するほうが)、ずっと現実的であるように思う。

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