ETV特集:沖縄を撮った写真家平良孝七

沖縄 だれにも書かれたくなかった戦後史

2023年1月7日放送、NHKのETV特集が、写真家平良孝七さんをとりあげました。

沖縄の“眼”になった男 〜写真家・平良孝七とその時代〜 – ETV特集 – NHK

恥ずかしながら名前の認識はありませんでしたが、番組の冒頭で、佐野 眞一「沖縄 だれにも書かれたくなかった戦後史」 の表紙の写真を撮った人物だとわかりました。番組の中では、主なナビゲーターとして、若手の写真家である石川竜一さんが登場し、平良さんの足跡をたどっていきます。

沖縄返還の時期、琉球政府のカメラマンであった平良さんが、「公式カメラ」と「個人カメラ」を併用し、「個人カメラ」でリアルな視点を示した写真(たとえば、琉球政府職員に訓示する屋良知事が、肩を落としているように見える後ろ姿)、その後黒島などの離島に通って撮りつづけた写真(のちにこれが、木村伊兵衛写真賞を受賞する写真集「パイヌカジ」となる)、生まれ故郷大宜味の人々や、そこから移住した西表の集落の写真などが紹介されました。黒島はかつて、塩水の交じる井戸水に頼った生活を続けていて、そこに暮らす人々の姿を平良さんは撮影しています。調べてみると、昭和50年に、西表から真水をひく「水道」が開通したのだそうで、島内には「水道記念碑」というのがあるそうですね。

水道記念碑-黒島の観光スポット | 石垣島ツアーズ

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