Zooomrの共同ファウンダーであるクリストファー・テイトさんと、浅枝大志さんがスタートさせた、新しいSNSのケイレキ.jp。招待していただき、数日間使ってみた。
リンク: 社会人コミュニティ ケイレキ.jp (keireki.jp).
ケイレキ.jpは、名前からすると、LinkedInのようなビジネスSNSで、Yahoo! Japanの始めたCU同様、日本では難しい分野へのチャレンジになる。まだ招待制で参加者数も少ないこともあると思うが、ビジネスSNSといってもかなり「ゆるい」雰囲気で、今のところ順調な滑り出しだ。
サービスの内容がそれほど新しいわけではないが、用語が独特だ。フォローはTwitter風に一方向で可能だが、「フォロー」ではなく「シッテル」という用語を用いる。プロフィールには、シッテル数とシラレテル数が表示される。
ケイレキというだけあって、プロフィール欄に学歴や職歴を記入するわけだが、ここもかなり自由で、「父親」とか「夫」とか、自分史を期間とともに自由に記述している人も多い。
LinkedInのRecommendationのように、他のユーザから自分についてのコメントをもらう欄が「イイトコ」。ここも自由記述なので、文章で評価を書いている人もいれば、キーワードだけを書いている人もいる。これらの記述にはレスをつけることができる。
Twitter風のタイムラインが「キッカケ」。これは交流の「きっかけ」になるようなことが想定されているようで、本やDVDなどをアマゾンからひいてきて紹介することもできる(個人のアフィリエイトIDを入れることも可能)。Twitterへの同時投稿もすでにサポートされていて、さらに、ケイレキ.jp側からTwitterのみに投稿することも可能になった。
「キッカケ」にさらにコメントを返すことができるほか、Facebookの「いいね!」のような「たしかに!」というボタンで反応することもできる。
あえて要望をいうならば、外部サービスとの連携強化だろうか。ブラウザを開かなくても投稿できるとか、Twitterfeedのような使い方ができるようになると、だいぶ世界が変わる。いずれそういう発展も期待できると思うのだが、それでもなお、人々を引き付ける「場所」として、ケイレキ.jpが機能できるかどうかがカギになるだろう。
今のところ、Greeがユーザ数10万人を突破し、mixiが追いかけていた、日本のSNS黎明期(2004年9月だった)を思い出させる雰囲気が、まだケイレキ.jpには漂っている(強制ではないが、まだ多くの人が実名で登録している)。
これからユーザ数が順調に増えていったとして、そのときにこのコミュニティがどのような雰囲気を備え、かつ、他のサービスとは異なる独自の輝きを放つころができるのかどうか、これからが楽しみなサービスだ。ちなみに僕は「shinyai」のURLを確保した。
まだ招待枠はほとんど使っていないので、参加を希望される方はご一報ください。
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唐突で申し訳ありません。
ケイレキ.jp気になります。
出来れば招待をして戴きたいです。
今後のビジネスの役に立てばと思います。