Fastladderに乗り換えるも、まだRSSリーダを使うのか

Fastladder

これまで使ってきたLivedoor Reader(LDR)が、かなりトロい動きになったので、同じLivedoorが提供する英語版のRSSリーダーでありFastladderを使い始めた。
Fastladder


from shinyai

メニュー部分が英語だが、すでにLDRを使っている人には、そんなに難しくはないだろう。LDRよりも動作はかなり早いように感じる。また、Tomblooも動作するし、LDR用iPhoneアプリのAero Readerでも利用できる。

今学期もLDRを選んで、RSSリーダの使い方を教えた。相変わらず学生の反応は鈍かった。
RSSリーダでの能動的な情報収集の利便性というのは、あちこちにアンテナを張り巡らせようという態度の表れであるので、そのような積極性を持った人、しかもそのような積極性をネットに対して向けている人の心にしか、響かないのではないか。毎年どのように教えたらいいのか頭を悩ませている僕は、そのような結論に達しつつある。

ただネットに対してアンテナを張っていないけれども、積極性はあるという人、たとえば大学教員であれば、収集すべき情報がそこに転がっているのであれば、積極性を示すかもしれない。いままで同僚からRSSリーダのことを聞かれたことは一度もないし、他大学の人とRSSについてトークすることはまれだ。

現状では逆に、情報収集にRSSリーダを使ってきた人にとって、未読の消化が困難になり、情報収集ツールとしての便利さが失われつつある。しかもTwitterやFriendfeedを通じて、つまり他のユーザのフィルタによって、ある程度必要な情報が選別されて出てくるようになった。それ以上の情報を、RSSリーダを開くという能動的な動作の後に取りにいこうとは、もはやあまり思えなくなってきている。

案外見つからないのは、RSSリーダに登録した情報をストリーム化して、ダラ見するサービス。FriendfeedにOPMLからフィードを読み込めれば、ジャンル毎のルームを作るなどするんだが。今や各種のサービスが自らTwitterでフィードを流してくれているのだが、そうではないサービスについては、もっと気軽に自分なりにアグリゲートして、TwitterやFriendfeedで見ることができるようになるとうれしい。

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