広く問題提起しようと思って、新潟日報モアに書いてみたのだけど、やはり読者限定ブログではなかなか広がらなかった記事。今回の選挙で、「なりすまし」を防ぐための手段と考えられていた、「都道府県選挙管理委員会」の立候補者リストの公式ページ情報が、あまりにひどかったという話。
選挙管理委員会は、リンク先に飛べる候補者公式ページリストを作らないのだろうか?|ソーシャル編集委員 一戸信哉「新潟ソーシャル時評」|モアブログ|新潟日報モア
なんと候補者リストは、クリックできないPDFファイルのままで、公開されています。少なくとも私の見ているPC環境では、候補者のリストの中に書かれているURLはクリックできず、直接候補者の公式ページにアクセスすることができませんでした。
新潟県選管の非常に不親切なPDFファイルに驚いて、各都道府県の状況を調べてみたところ、なんとどこも似たような状態だった。
私の見た範囲のすべての都道府県選管が、すべて同じフォーマットで表を作ってPDFで公開しています。大阪府選管では、Excel形式でも公開されていました。ひょっとすると、Excelで決まったフォーマットでデータを作成し、PDFに変換して公開するようにと、中央選管から通達が出ているのでしょうか。あるいは、その他法令上の定めにしたがった形式なのでしょうか。北海道選管のページでは、「掲載しているPDFファイルは画像データを元に作成されているため、アドレスバーにURLをコピーアンドペーストすることはできません。」と、大変不親切な宣言がされているのですが、別の見方をすれば、そのような形で情報を公開しなければならないとする、法令上の根拠が、何かあるのかもしれません。
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