大学での役職について、書いたかどうかわからないので、メモ程度に書いておきます。
2020年4月から敬和学園大学の学長補佐、2021年4月から国際文化学科の学科長をやっています。リアル開催ができた、2021年春の入学式では、学科入学者の名前を読み上げました。
学科長は持ち回りの役職なので、いずれ外れる予定です。学長補佐は学科長経験者がやる役職で、この2つを兼務するというのは、おそらく敬和学園大学の中では前例がないのではないかと思います。年齢的にも無理が効かなくなってくるところであり、ためらいましたが、2021年度の3/4まで、なんとか役目を果たすことができたようです。
大きな大学では、学部と学科それぞれに長がいて、その上に全学の役職があるのだと思いますが、敬和学園大学は伝統的に、学長が人文学部長を兼務していて、単科大学ですので、学科長の責任が相対的に重くなります。ずいぶんと「充て職」で参加する会議が増えました。学長補佐と2つの役職を兼務しているので、いろいろな情報が流れてくるようにもなりました。
学科というのは担当職員のいない組織なので、学科の運営、学科会議の調整などは、学科長がほそぼそと自力でやるのだということも、なってみてよくわかりました(何代も先輩学科長がやっていたわけですから、もっと早く気付けたと思いますが)。
大学の発展に貢献しようとは思うけれども、「大学本部」とか「大学当局」と言われるところとは距離をおく「猫」のような存在を自認していたのですが、「管理職」の一員となり、安易に発言できなくなっているとも感じます。
これまで情報収集に余念なくやってきたわけではないので、役職によって聞こえてくる話が増えたようには感じています。一方で周りの皆さんの「忖度」というか「配慮」というようなものを感じる瞬間もなくはないです。つまり、立場ゆえに聞こえない話というのもあるのかもしれません。ああそういう立場になっているのかな、自覚しなくてはと思ってはおります。対外的にもより一層襟を正していこうと心がけてはいますが、同時に学生卒業生から、あるいは新発田・新潟その他関係する皆さんから、変わらず声をかけてもらえる存在でありたいとも思っています。