2月に開講された集中講義「現代メディア論2」では、新発田市を中心に取材活動を行い、3本の映像作品がYoutubeで公開されている。これらの作品の上映会が、6月18日(火)、新発田学研究センターで開催された。
一戸が進行役となり、今回の授業での取り組みやその狙いを説明した上で、各作品を上映した。また上映後には、制作に参加した学生から、制作裏話を話してもらった。「からずし」「日本酒」「B級グルメ」というそれぞれの切り口について、参加者の皆さんからはさまざまな意見が出て、大いに盛り上がった。たとえば、「からずし」というおからを使ったすしについては、そのおからにはどのように味付けするのかといった話。また、B級グルメのところで出てくる「ポッポ焼き」については、ルーツである新発田では以前から「蒸気パン」と呼ばれているという話。学生たち自身は、初めて接する新発田の文化や名物を作品化したのだが、その何倍もの知識と思い入れを持つ市民の皆さんからの意見を聞き、自分たちの取材した対象物が持つ文化的な蓄積をあらためて認識することになった。
また、学生の話からは、「制作活動を通じて今まで知らなかった新発田の文化に触れ、興味を持った」というメッセージもきちんと出ていたので、これもまた一つの成果だったように思う。
8月には再び集中講義が予定されている。さらに市民を驚かせる秀作が生まれてほしいものだ。
今回上映された作品は以下の3つ。まだご覧になってない方はぜひご覧ください。