就活事情を風刺したアニメーション動画「就活協奏曲」が話題に


東京芸大映像研究科、吉田まほさん制作のアニメーション作品。ごくごく普通の日常を過ごしていた大学生たちが、皆没個性化した姿で就活に向かっていくさまを、アニメーションでわかりやすく描いている。

[youtube]http://youtu.be/M6rb6kknj3A[/youtube]

自分が就職活動をしていた時代には、織田裕二主演の「就職戦線異状なし」が公開されていた。基本的には当時と大きな違いはない。いや、この作品は91年公開で、まだ「売り手市場」であった時代の「浮かれた」気分も漂っているわけで、「違いがない」といっては語弊があるだろうか。しかし、学生たちが「規格化」されて、就活なるイベントに没入していく一方、それに対し、少なくない学生たちが、どこかで疑問を抱いている。その点については、今も昔も変わっていないように思う。少なくとも自分自身は、「なんなのこのゲームは?」という疑問をいだいたまま、結局波に乗り切れず、大学院に進むことを選択したような気がする。

 

就活が遠い記憶となった世代、あるいは若い世代でも、就活が順調に進んだ若い人たちには、「あるある」で笑って見られる動画だろうか。直近のうまくいかなかった記憶を思い起こす人には、なかなかつらい動画かもしれない。

ちなみに、今の学生たちは、携帯の着信を気にしているが、自分たちの頃は、「留守電」が気になった(電話が来る日は家で待機すべきかどうかという話もあった)。その点だけははっきり違いがあると認識した。

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