Facebookの登録ユーザ数がついに10億人を突破した。これを記念して、「The Things That Connect Us(私たちをつなぐもの)」というビデオが公開されている。椅子から始まって、その他諸々、人々をつなげるツールが登場する。もちろんつまり、Facebookは「人々をつなげるもの」だという意味だ。

10億人突破を記念して、Mark Zuckerbergもメッセージを発表している。
This morning, there are more than one billion people using Facebook actively each month.
If you’re reading this: thank you for giving me and my little team the honor of serving you.
Helping a billion people connect is amazing, humbling and by far the thing I am most proud of in my life.
I am committed to working every day to make Facebook better for you, and hopefully together one day we will be able to connect the rest of the world too.
実名の壁に阻まれると見られていた日本でも、Facebookはすっかり定着し、人々をつなげるツールとなった。もちろん「つながりたくないのに見つかってしまう(つながってしまう)」という、ややこしい問題はあるわけだが。
地方で暮らしながらさまざまな人々とつながっていきていけるかどうか、ネットの可能性を信じて、10年以上を地方で暮らしてきた自分には、メリットのほうが大きい。もちろん、そう思わない人もいるだろう。ただ人々が会い、名刺を交換し、会話し、付き合いを深めて、信頼しあうというプロセスの中で、Facebookの占める役割はどんどん大きくなってきている。
これがいやだという人もいるだろう。面と向かって話すほうが大事で、ネットに頼るなんてもってのほか、と、極端な意見を述べる人もいるだろう。しかし、人間社会のネットワーキングを支えるSNSが、今後もFacebookなのかどうかはわからないが、Facebookがもたらした強力なネットワーキングの効果は明白だ。今後、「ネットワーキングを回避したい」という意向をどう実現するか、調整局面はあるとは思うが、もはや仕組みそれ自体をリセットすることは、不可能なところまで来ているように、自分には思える。