Facebookタイムラインがスタート

Facebooktimeline

Facebookのプロフィールページで、かねてからアナウンスされていたタイムライン表示が始まった。「始まった」というのは、全ユーザに適用になったということ(以前からタイムラインになっているユーザはいた)。単純にプロフィールを表示するだけでなく、過去の出来事を入力すると「自分史」のページとなり、年表をクリックして当時の出来事を振り返る等の使い方ができる。誕生、進学、就職、結婚、出産、こういった大きな出来事はより大きくクローズアップして表示することができるようだ。
以下のページで変更方法が説明されている。過去の出来事がほじくり返されて表示されるという面もあり、7日間の猶予の間に、表示したくない「黒歴史」イベントを非表示にするなどの措置をとることもできる。
Facebookタイムラインを適用しよう:変更方法と使い方まとめ!
もう一つ大きいのは、「カバーページ」の導入。幅850ピクセル×縦315ピクセルの大きな画像をトップに貼り付けることできる。ここはセンスが問われるところだが、何にしようか考え中。ちなみに暫定的に以下のように貼ってみたが、ちょっと眼がチカチカするような、、、。
Facebooktimeline


自分がFacebookを使い始めたのは、Twitterに遅れること一カ月、2007年5月下旬であった。これはタイムラインにしてみたらわかった。Twitterよりもかなり遅れて始めたような気がしていたが、スピードの速いネットの世界では、「大分時期が離れていると思ったら一カ月」というのは、よくあることかもしれない。
ともあれ、適用してすぐの段階では、2007年5月以前のイベントは、誕生や学校の卒業など、あらかじめプロフィールに入っている情報がだけなので、自ら当時の出来事を入力したり、写真を載せたりすることになる。この情報が、最新のアップデートとして表示されると、昔の写真を見た友人たちからさまざまな反応が返ってくるという仕掛けだ。さっき2001年の写真をアップしたらあまりに反応がありすぎて驚いた。
Facebook Timeline

ちなみに過去の写真は、この写真も含め、Flickrにすでにたくさんアップしているのだが、こんなに反応があったことはない。写真をうまく活用して交流する仕掛けを、Flickrはいまだに構築できていないということだろう。
この機能は冠婚葬祭のコンテキストで生かされそうだ。結婚式で、新郎新婦が出会うまでの歴史を映像にするような演出があるが、Facebookのタイムラインで同じことができそうだし、そのうちツールがでてきそう。それともっと可能性がありそうなのは葬式。葬式になると、故人とのエピソードをお互いに語り合うわけだが、その際にこのFacebookタイムラインは役に立つだろう。故人があまり触れられたくないエピソードが話題に出てきてしまうこともあるわけだが、その点も本人が生前にコントロールするので、ある程度「美化」された話題だけが年表に出てくるか。年表に出てこない隠された話題を話すというのは、少なくとも本人の意思に反しているというのは自明となるだろう(それをあえてやる人も出てくるだろうが)。
歳をとると「自分史」を自費出版したいという人が増える。根底にあるのは、自分が生きた証を残したいという欲求でもあり、これまでの人生を語りたいという欲求でもあるので、Facebookタイムラインが「自分史」に完全に代替できるとも思わないが、それに近い効用をもたらしてくれるような気はする。Facebookタイムラインは、「自分史」をまとめたい世代が、Facebookを使い始めるきっかけになるだろうか。

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