この週末は、大学入試センター試験であった。敬和学園大学は、新発田、村上地区の受験会場となっており、今年も二日間にわたり、教職員総出で試験を実施した。新潟県内大雪の影響で、上越の会場で開始時間の繰り下げが行われるなど、各地で混乱が見られたが、敬和会場は奇跡的に問題なく実施することができた。毎年懸案の英語リスニングでも、特にトラブルは起こらなかった。
今年からは、村上市の新潟リハビリテーション大学の皆さんと共同実施ということになり、各教室その他で、両大学の教職員が一緒に仕事をすることになった。僕は今年も本部要員だったので、そんなにいろいろな方とお話しできなかったが、過酷な監督業務の中で、各教室の担当者の皆さんは結束(?)し、相互理解を深めることができたようだ。その点でも得るものがあったように思う。
問題なく実施したと言っても、細かい問い合わせはいろいろあって、中には唖然とするようなものもあったのだが、どれも本部担当者の迅速かつ丁寧な対応によって解決できた。年々センター試験の受験者は増えているが、なかには「記念受験」ではないかというような、試験に関する基本的な理解を欠いた受験生も増えているときく。そのように思われる要望や問い合わせが、それなりにあるということも、本部にいるとよくわかる。
センターの解答速報は、河合塾とベネッセ駿台(共同実施だそう)の二つの速報を少しチェックした。河合塾はRSSに加えてTwitterアカウントも設置し、刻々と解答と分析を更新していた。
河合塾 (kawaijuku_jp) on Twitter
それと、このタイミングに合わせたのだと思うが、慶應義塾大学が今回でセンター試験から撤退すると発表した。理由として、「センター試験のレベルでは、難関大を目指す層では差がつきにくい」というのが、関係者の意見として出ているが、はたして本音はどうなのか。
センター試験に変化の兆し、慶大が来年撤退へ : ニュース : 教育 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
センター試験利用校が最多 来年、慶応大は取りやめ – 47NEWS(よんななニュース)
さて1月下旬から、一般入試などの試験シーズンに入る。国公立志向が強まったせいか、敬和の受験者にも、推薦入試より、一般あるいはセンター入試を利用する人が増えてきた。入試の担当者としては最後まで気が休まらないけれど、今後会場で会う受験生たちが、ひとりひとり試験で実力を十分に発揮して、入学してきてほしいと思う。敬和の一般入試は、1月30日が最初のA日程の試験日だ。