12月21日に、新発田市の地域交流センターで、敬和学園大学の留学生が主催する餃子パーティが開催された。
このイベントは研究生の留学生(中国出身)が主催したもので、後輩の中国からの留学生たちが手伝い、地域の皆さんや日本人学生たちも参加した。餃子パーティと言っても、本格的で、皮も具も留学生たちが一から作ったもの。僕は最初からいなかったので見ていないが、具に使われる肉も、肉の塊を細かく叩いて作ったそうだ。参加者の皆さんは餃子の皮作り(麺棒で延ばして作る)や具を入れるなどの作業をして、みんなでおいしくいただいた。
この秋南通からやってきた二人の留学生も、メンバーの中に溶け込み、楽しくやっていることが確認できた。
餃子の具は、後半卵焼きとニラを混ぜたものとなり、日本人はみな驚いたが、中国では普通の具だという。肉もにんにくも入らず、あっさりした味であった。水餃子と焼き餃子、両方試したが、僕はこの具に関しては、焼き餃子の方がおいしかった。
日本人の参加者の多くが、彼らの「腕前」に感嘆し、生地や皮の作り方を質問していた。日中関係が冷え込む状況下で、日本で暮らす彼らが、肩身の狭い思いをすることもあるんだと思う。そんな中での今回のイベントは、彼らが自分たちの食文化を紹介し、地域社会の中での立ち位置を確認する、いい機会になったと感じた。
最後に、主催の研究生の先輩から、「後輩たちに困ったことがあったら、助けてやってほしい」という、とても感動的なスピーチがあった。
——————————
院生だった10数年前、先輩の家にみんなで行って、中国からの留学生の先輩から手ほどきを受け、餃子を作ったことが思い出された。その後先輩の家にいた妹さんが、僕の同期のJungさんと仕事で再会し、結婚したことも、もちろん思い出された。今年Jungさんが亡くなった後、ご家族と会食した際にも、餃子パーティのことを話した。その時写真を撮ったかどうか覚えていないが、楽しい思い出だ。
集合写真を撮っていた留学生たちが、何年後かに再会し、みんな元気で、楽しい思い出として、餃子パーティのことを語れるようであってほしいと思う。