Twitterでフォロー数が増えてくると、タイムライン上のすべての発言を追いかけるのは困難になる。Twitter用のアプリケーションでは、グループ分けの機能を提供しているものがあり、僕の場合にはTweetdeckを使っている。これで一応問題は解決しているのだが、ウェブで見る場合には、こうしたジャンル分けは一切なく、フォローが増えるとウェブのタイムラインは使い物にならなくなっていた。そこを改善しようというのが、TwitterのListsという機能だ。
- Twitter、「Lists」機能を一部のユーザー限定でローンチ:ニュース – CNET Japan.
- つぶやきを目的別に表示:Twitter、フォロー先をグループ別にまとめる「Lists」機能を発表 – ITmedia エンタープライズ
- フォローユーザを整理できるLists機能をTwitterがいよいよ搭載!? : ライフハッカー[日本版], 仕事も生活も上手くこなすライフハック情報満載のブログ・メディア
フォローしているユーザを、自分なりに整理して、ジャンルごとのタイムラインを作り、公開することができる。公開されたリストは、他のユーザからもフォローされ、他のユーザもジャンルごとのタイムラインを共有することができる。タレントのTwitterリスト、歌手のリスト、作家のリスト、特定分野の研究者のリストなどなどを、ユーザが作成するということになる。
現在はまだ一部のユーザにしか公開されていないのだが、実験を経て、正式にリリースする準備が進んでいる。この機能をみんなが使えるようになった段階で、「おすすめユーザ」機能を廃止するようだ。
リンク: Web 2.0サミット:Twitter CEO、「おすすめのユーザー」廃止を明言.
一
番面白い場面は、終了間近に会場から、このカンファレンスの設立者であるTim
O’reillyが質問した時にやってきた。O’Reillyが、そろそろ「おすすめのユーザー」(Suggested User
List=SUL)の止め時なのではと聞くと、Williamsは、今がその時だときわめて明快に同意した。リスト機能が公開されて、きちんと動くように
なったらSULを切るつもりだそうだ。
「おすすめユーザ」は、「この人をフォローしたら?」という公式のオススメで、ガチャピンや有名ブロガーのフォローがやたらと増えるという結果になってい
る。公式がオススメしなくても、いろんな人がジャンルごとのリストを作ってくれればいいという理解だろうが、「おすすめユーザ」が一番使われるのは、最初にサインアップしたときなので、ユーザの作ったリストまでたどりつけない人のために何をフォローしてもらうかという問題は、依然として残っているようには思う。
残念ながらこの機能は、まだ使いやすいとは言えない。
Twitter、「リスト」のベータテストを拡大。これはすばらしい機能だ
残念なことに、リストにユーザーを加えるのが必要以上に面倒である。ユーザー検索を使えないのがその理由だ。代わりに自分の「フォローしている」ページに行くか、相手のプロフィールページに行くかして、手動で追加していかなければならない。
検索はできないし、Twitterアプリからこの機能を使うことはできない。したがって、フォローしている人のリストをたどりながら地道に追加していくしかない。そのうち機能は強化されると思うが、まだ使いやすくなるまでには時間がかかりそうだ。
僕もおためしとして、「新潟」と「敬和学園大学」に関する二つのリストを地道に制作している。新潟のユーザと敬和のユーザのリストだが、後者については、ほぼ僕だけのタイムラインになってしまうので、面白くない。新潟は@niigatterがかなりの程度把握していて、800ほどのアカウントをフォローしているが、僕のリストはアクティブなユーザを中心に手作業で登録しているという状態だ。
ちなみに、Evan Williamsが「おすすめリスト」の廃止に言及したのはWeb 2.0 Expoでのこと。この時のインタビュー記事は、Youtubeに公開されている。
Twitter上のジャーナリストをまとめたMuck Rackが、Listも作成中
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