新潟県の衆院選立候補予定者のWEB活動を可視化する「poligata」


衆議院解散の見通しは、まだ波乱含みの部分もあるようだが、とりあえず8月18日までは候補者の皆さんもウェブを更新するものと考えておいて、FriendfeedとTwitterにPoligataというアカウントを作ってみた。

フォローや購読はご自由に。

新潟県の選挙区から立候補するであろう人たちが、ウェブ上でどんな言動をしているかを拾い集めようというものだ。

今のところ行ったのは以下の作業。

  • 新潟1区の立候補予定者のウェブサイトを巡回し、RSSフィードを拾い集め、Friendfeedに登録
  • 新潟県選出の現職議員のウェブサイトを巡回(Yahoo!みんなの政治で見て回って、比例区の新潟出身者も巡回)し、RSSフィードを拾い集め、Friendfeedに登録
  • Twitterでの#poligata、はてなとFlickrのpoligataタグの情報を、Friendfeedに登録
  • Friendfeedに集約した情報を、TwitterfeedでTwitterに流すための登録

というわけで、現職議員の皆さんは全部、現職でない候補者については、1区での立候補予定者のみを巡回したという状態。これから随時追加していこうと思うが、「自分のところのフィードも早く登録しろ」という方がいらっしゃれば、ぜひお知らせ願いたい。

また、Twitterの#poligataタグをつけた発言や、はてな、Flickrでの情報収集というのは、候補者の皆さんがこれらを利用して有効に情報発信していただくためでもあり、有権者サイドからのフィードバックを拾っていくという狙いもある。どなたでも、#poligataタグをつけてtwitterでつぶやいてみてほしい。今後選挙が近づくにつれて、誹謗中傷が飛び交うなどのことが起きるようであれば、この辺の設定は微妙に変更する必要が出てくるかもしれないが、今のところはオープンなポリシーで運用する。TwitterもFlickrも活用する、オバマに負けない情報発信をする候補者が出てくることに期待したい。

このところ、「Twitter議員」の皆さんの動きをいつも見るようになったので、ネット利用のこうした流れはどんどん進んでいるのかと思ったが、そうではなかった。新潟県の議員や候補者の皆さんの様子を見ると、実態はかなりお寒い状態。1区では、民主党西村ちなみさんと共産党の武田勝利さんは、ブログからのフィードを取得できたが、自民党の吉田六左エ門さんのブログはcgiを使ったもので、フィードもパーマリンクもないものだった。毎日更新しているのに非常にもったいない。幸福実現党の松本弘司さんは、RSSのオレンジのアイコンを使っているけれども、それはあくまでアイコンで、フィードは出てないようだ。西村さんのブログは以前から「行動日誌」のカテゴリーのみで、コメント欄はなく、ウェブを介して「対話」している感じの作りではない。武田さんのブログはgooブログを使っていて、コメント欄は承認制。共産党支持者からのものとは思うが、それなりにコメントもついている。吉田さんのフィードのないブログも「行動日誌」的なもの。

というわけで、1区の候補者の皆さんは、皆さん熱心に情報発信されてはいるけれど、ネットを介して有権者と対話するような試みが、できている人は少ない。ブログを見ていると、各候補とも街宣や集会をこまめに行っているのがわかるが、若い世代はそのようなものにあまり縁はないし、街宣は聞いていない人には騒音だ。ネットでの「対話」の仕方をもう少し学べれば、若い世代との距離は縮められるはずだし、スマートに有権者とつながる方法にもなるはず。「Twitter議員」の皆さんの評判を見ながら、若年層とのつながり方を考えてみたらどうかと思うが、そういうことができる方は誰なのか、一票を投じる僕としては1ヶ月間様子をみたい。

県内の他の現職議員の皆さんのウェブも見て回った。新発田が地元の稲葉大和さんは、ブログをまめに更新しているが、なぜかFC2を利用している。コメントは閉じて、トラックバックは承認制。6区のライバル、筒井信隆さんと高鳥修一さんは、いずれもブログを開設。筒井ブログはロリポブログで、ご自身もたまに書いているようだが、主に事務所スタッフが活動記録を更新している。高取さんのブログは、Windows Liveに設置されていて、個人的にはイマイチ使いづらいのだけれども、内容は非常に「対話的」というか親しみやすい内容。コメント、トラックバックがどこに反映されるのか、よくわからないのだけれども、どちらも受け付けているようだ。元山古志村村長として知られる長島忠美さんは、次も比例で出るのだと思うが、ウェブサイト自体をXoopsでつくっていて、その中でブログも更新されている。コメント、トラックバックとも開放。

近藤基彦さんのウェブサイトはフィードがなく、フレームを使った非常にレトロな雰囲気。田中真紀子さんは、ウェブサイトがないようだ。

フィードのないサイトも、何らかの形でこちらで更新情報を把握できるようにすることはできるが、肩入れしてしまっていいのかどうかは悩ましいところ。とはいえ、有力候補の情報がこのようにドサッと欠けてしまうのも好ましくない。

「poligata」タグを利用して情報を発信してみたいという新潟県選出の議員の方、事務所関係の方がいらっしゃったら、ご連絡を。今のところ、衆院選告示までは、Poligataでこれらのタグを拾い続けるつもりなので、それまでの利用について可能な限りサポートする。政治家のTwitter利用について知りたい方は、以下のサイトを参照。「行動日誌」レベルの更新なら、移動中に携帯などでTwitterに書いた方が効果的かもしれない。

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