ブログサービスのDoblog、復旧のめどは依然立たない。データはかなり復旧したようだが、投稿はできない。このまま塩漬けにしたまま、サービス終了ということになるのかもしれない。
NTTデータの対応の悪さが、日本ブログ史、あるいは、日本ネット史に残りそうな勢いだ。とはいえ、通常のネットユーザのどれだけがこの話題について知っているのかといえば、NTTデータに致命的なダメージを与えるほどでのものではないし、「無料サービスなんだからしょうがない」という思っている風にも見える。
というわけで、移転先を知らせる「難民キャンプ」がスタートしているそうだ。
リンク: 「Doblog」投稿不能のまま1カ月 ブロガー移転先分かる「難民キャンプ」出現 – ITmedia News.
NTTデータのブログサービス「Doblog」(ドブログ)で2月8日に起きた障害が復旧せず、1カ月以上にわたって記事を投稿できない状態が続いている。このほどユーザーの1人が、Doblogユーザーの移転先を収集・公開する「Doblog難民キャンプ」を開設。移転先情報を50件以上掲載している。
実は僕も2003年から2004年にかけて、Doblogユーザだった時期もあり、今もデータはDoblog側にほったらかしの状態だ。この頃はまだブログの効果的な使い方がわからず、以前やっていたWeb日記の延長としてとらえていて、更新頻度も月に一回ぐらいのペースであった。
当時Doblogはエクスポート機能がなく、テキストをココログに移すことも出来なかった。それだけではなく、フィードの処理のまずさ、ページ編集の不自由さ、拡張性の無さなど、不満を言えばきりが無く、徐々に「ブログ」の扱い方がわかってくると、とてもではないが使い物にならないという感じを持った。今回のことで、エクスポート機能も提供されるようなので、これを気に過去記事もココログにつれてきて、念願をかなえたいと思う。
Doblogといえば、「散歩 ◆新潟市のあたり」という新潟市在住の伊藤さんという方がよく知られていて、Doblogのイマイチな写真アップロード機能をものともしない印象的な写真とテキストを僕もよく読んでいた。ちょっと気になって調べてみたところ、gooブログに引っ越されていた。
写真がさらに印象的に見えるようになった(Flickrなどで大きなサイズも見えるとさらにうれしいが)。さっそく、Niigata / 新潟 – FriendFeedにも登録させていただいた。
Doblogはよくこのサービスで続けてこられたなというのが正直なところ。不満足なサービスでも一度ブログをはじめてしまうと、それこそ引っ越し機能もないので、ロックオンされてしまうということかもしれないが。しかしそうやって最後まで残っていたユーザに対して、今回の仕打ちはあんまりだろう。「難民キャンプ」自体も、本来は運営側から提供されるべきものだし、復旧作業のようにできるできないの問題ではないわけで、ユーザ側の希望にこたえる気がないのだと批判されても仕方あるまい。