かねて依頼されていた、敬和学園大学における、3年次の「キャリア開発」の担当講義を、昨日実施した。
from shinyai
情報収集というレベルにとどまらず、最後に、それを生かし、匿名でもいいから(ただし匿名じゃなくてもいいような内容で)ブログを書いて、読者、社会とのある種の緊張感を保ちながら、残りの時間をすごしてほしい。ということを語った。スキルとしては、1年生の情報処理論でやったことと比べて、それほど進歩しているわけではないのだ、たぶん単位取得以後、パソコン自体から離れてしまった学生たちにとっては、ほとんど意味不明だったかもしれない。結局、パソコンの「練習」「訓練」をして、単位をとるという目標を目指すだけでは、その先何も身につかない。
たぶん、ソーシャルメディアを使いこなすと日々楽しいことがいっぱいあると、1年次にもっともっと伝授し、しばらく放っておいて、3年目にもう一度使い方と社会と対峙するためのノウハウをやる、という流れがいいのだろう。という意味では、1年目でいかに楽しませるかがやはり大事だ。
でも僕と彼らの間には、「楽しいこと」に関する感覚の違いや、なにより「コミュニケーション」そのものに関する感覚の違いがあるような気がする。それは単純なスキルとか経験の差に過ぎないのか、世代的な何かなのか、そこを僕はもっと真剣に考えるべきなのかもしれない。
先日言及した、荻上チキさんの「12歳からのインターネット」は、先日購入した。ちゃんと読もう。