政治家が著作権法制に関心を持たない。票につながるようなインセンティブが少ない。一般論としてそのように言われるけれども、この点を政治学の立場から研究している方がいらっしゃることを知った。
京俊介「著作権政策形成過程の分析(1)(2)―利益団体,審議会,官庁の行動による法改正メカニズムの説明―」『阪大法学』第57巻第2号、第57巻第3号
まだ未完で、阪大の院生の方のようだ。16年度に「音楽のCD還流防止措置創設の政治過程」(リンク先はpdf)という論文が、阪大法学部同窓会懸賞論文の1位を受賞されている。「4回生」とあるので、学部時代の卒業論文が受賞されたのであろう。上の文献の原点を知ることはできるだろう。