白浜の前日に伊丹に行く羽目になったので、大阪在住の弟の大学時代の友人である、chocoさん夫妻と会って、食事をご一緒した。お二人もあまり出歩かないたちだそうで、3人で楽しく、おでんとお好み焼きをいただいた。
chocoさんには弟の結婚式で会ったきりで、次に連絡したのは、連休中に弟の様態が悪化してからである。結婚式を契機として、chocoさんをマイミク登録しておいたからこそ、今回の弟の様態の悪化について連絡でき、たくさんの中大時代の友人にも連絡をつけてもらうことができた。ミクシーが実際の人間関係を表示してしまっているせいで、ひどい目に会う人もいると思うが、僕は今回これに助けられたわけだ。実際に通夜に来てくれた中大時代の友人が40人ほど。卒業後、弟と接点がほとんど無かった人もいたようだ。ありがたいことである。
葬儀の間はあわただしく、あまりゆっくりお話もできなかったので、今回改めて弔い酒ということになったのだが、弟の思い出だけでなく、chocoさん夫妻の近況とか留学時代のこととかネパールのこととか、いろいろお話しできた。先日「 ICHINOHE Blog: 弟の生き方を体現する自分という存在について.」に書いたとおり、弟の人生から影響を受けた僕は、何パーセントかの彼の人生を体現するつもりで、この先を生きることになる。僕とchocoさん夫妻にお会いしても、彼の人生に新しい一ページを加えることはできないし、エピソードもそのうち底をついてしまうのだろう。でも、彼を触媒にして、僕らがこの先不思議な接点を持ち続けることができれば、それもまた、弟の人生をまた違った形で先につなげていくことになるんじゃないかという気がした。
