NECが子会社のビッグローブの売却を正式に発表した。アクセスプロバイダとしてのビッグローブの存在感は、かつてに比べて大きく低下していたので、やむをえないようにも見える。とはいえ、国内メーカー傘下の「老舗ISP」の一角が売却されるという現象に、時代の流れを感じるユーザも多いであろう。
NECがNECビッグローブを売却、サービスは継続。4月からNECなしのBIGLOBE新体制に – Engadget Japanese
NECは、かねてより噂のあったNECビッグローブの売却を正式に発表しました。3月末にもNECが保有するNECビッグローブ株式(78%) を投資ファンド 日本産業パートナーズに売却し、4月よりBIGLOBEは新体制で事業を展開します。
新体制後もISP事業は継続していく方針で、アプリやモバイルサービスといったサービスも今後強化するとしています。
昨年スマートフォン事業から撤退したNECは、BIGLOBE事業について本社の社長がNECの目指す方向性と違うと発言するなど売却を匂わせていました。今回の発表ではNEC株式の譲渡発表のみですが、残る22%のビッグローブ株式も日本産業パートナーズに渡り、最終的に全株式の譲渡になる見込みです。