「はとこ」からのメール


いとこと顔合わせることもなかなかない暮らしをしている僕に、今日「はとこ」(またいとこ)から、突然メールが届いた。僕がまともに知っている唯一の「はとこ」だ。ともあれ、うれしい「再会」であった。

彼女と最初に会ったのもかなり不思議な偶然で、僕が大学1年のときに、虹の会という早稲田の国際交流サークルの説明会に行ったときであった。説明会でひ
とりひとり新入生が自己紹介していったところ、苗字も出身高校も同じ人が偶然いてびっくりし、よくよく話してみると「はとこ」だった。

ちなみに地元以外で弘前高校出身者と出会うことは非常に少なく、「一戸」姓の人に会うことはもっと少ない。弘前高校の一戸さんは、学年に数名はいるけれども、弘
前高校出身の一戸さんに、地元以外で偶然に会ったのは、後にも先にもこのときだけだ。

これで同じ学年だったら数少ない親戚のことを知らないのもおかしな話なのだが、高校での学年は彼女が一つ上だったこともあり、彼女の存在について親から聞いたことはあっても、話をしたことはなかった。

その後大学生活を送る中で、徐々に連絡は途絶えた。今ならメール等でそれこそ連絡は続いたかもしれないが、彼女は「ワセジョ」ではなく別の大学に通っていて、早稲田のサークルにも結局入らなかったし、なんとなく「はとこ」という親戚との距離のとり方がよくわからなかったようなところもあって、その後連絡は途絶えた。卒業後の彼女の就職先までは、両親から聞こえてきていたが。

というわけで、15年以上の時間を越えて連絡をくれた彼女であったが、結婚後長野に引っ越して、ご夫婦で広告代理業をしているということがわかった。今回僕を発見したのは、名前検索で出てきたんだそうだ。昔留守電しかない時代に途切れた「はとこ」との連絡が、このブログをきっかけに復活したということになる。また次の連絡がくるまでに15年かかるかどうかはわからないが、少なくとも今度はもう少し、インターバルが狭まるような気がする。

1 個のコメント

  • お久しぶりです。
    うちは親戚が少ないので、はとこもたいてい顔見知りです。
    ちなみに全然関係ないですが、うちの妹と、はとこの一人は二人とも先生の後輩になりました。
    新しい場所に移ったときに知り合いがいるとなんだか心強いですよね。
    それが親戚でしたらなおさら。
    うちの妹も、右も左もわからない東京で親戚に会えてうれしかったようです。
    親戚の中で優劣をつけるわけじゃないですが、そういった出会いのあった親戚は中でもすごく身近な人に私は感じてしまいます。

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