Java Coffee Houseでの感動の再会ののち、スーツケースを引きずりながら、ゲストハウスを探す。
すでにユーミーとBabinがある程度リサーチしていてくれた。僕らも疲れていて、正直もうどこでもよかった。バックパッカーの集まる街タメルでも、すべての道が舗装されているわけではない。凸凹道では、スーツケースのカートの動きもイマイチ。
しかし、Mr. Discountはまだ納得していなかった。さらにCheck and Discountの交渉をしている。しぶとくBest Dealを探そうとするBabinを説き伏せて、事前にチェック済みだったLaughing Buddha Homeへ。路地裏の細い道を不安な気持ちで進んだ先にある(紹介なしではたどりつけない)。オーナーはチベット系かと思ったが、名前を見る限りGurung系。ガッツ石松みたいながっちりした体形の人だった。
価格は一部屋500ルピー(750円程度)。今思えば、これはたしかに定価に近い線で、Babinが渋っていたのも理解できる。その後Mr. Discountの精神を受け継いで、われわれももはやこの値段では納得しなくなっていった。だんだん体というか頭がルピー感覚になじんでいくのである。旅の終盤で学生に「先生が一番変わった」と言われた。旅の序盤、このLaughing Buddhaまでは、一人で一部屋を占有していたのだが、そのうち、ルームシェアでもなんでもいいから安く上げようという姿勢に変わったという。そうかもしれない。
このゲストハウスの1Fには、名前のとおり、微笑むブッダの像が置いてある。そう、LaughingっていうかSmilingなんだと思う。
部屋は普通(いい写真がなかった)。PCは一台だけでゲスト用は無し。家族経営で、なごめる雰囲気があるのだが、夜は早い時間に鍵がかかってしまうので、閉まっていたら呼び鈴で開けてもらわないといけない。水環境は当たりはずれがあるか。お湯は出た。
(写真撮影は、すべてT. Suzuki.)