タグ別アーカイブ: 中国

中国ネット検閲問題:協力企業に国連サミットで批判相次ぐ–グーグルの対策も明らかに – CNET Japan

IGFの続報。

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Ciscoのある幹部は、同社のルータは特定のインターネットアドレスを遮断するように設定することも可能だが、同社が中国政府のために同社製ルータをカスタマイズしたことはないと語った。Ciscoの戦略的技術ポリシー担当シニアディレクターのArt Reilly氏は、「これは、われわれが販売活動を行っている世界の国々で販売しているルータと同じものだ」とし、さらに「何の違いもない」と付け加えた。

ネットワークを監視したり、特定のアドレスへのアクセスを遮断することができるならば、それによって、児童ポルノやヘイトスピーチといった、社会的な害悪を取り除くことが出来るが、同時にそれは、政府に都合の悪いものを排除するためにも使える。結局のところ、そこが問題なのであり、中国と妥協するといって、マイクロソフトやシスコを責めたところで、問題は解決しないだろう。

壇弁護士の事務室: 実名の価値

壇弁護士の事務室: 実名の価値.

プライベートな情報が、ミクシーに登録された情報と結び付けられるとどうなるか、なるほど、という内容。

実名をさらすときに、相手も実名であって、それなりの抑制が働くというのが、黎明期のSNSの前提であったのだが、もはやそういう仕掛けはほとんど働かなくなった考えたほうがいいだろう。じゃあ、やはり自己防衛のための匿名でいこう、という判断に、結局人々は傾いていくのだろう。

中国のブログ実名制の話題は、その後CNETにフォローアップの記事が出ている。

IT人材がシリコンバレーを去る時 – CNET Japan

リンク: IT人材がシリコンバレーを去る時 – CNET Japan.

UC BerkeleyのDeanへのインタビュー。アメリカのITを支えたインド、イスラエル、中国などの技術者の多くが、帰国して独立しているが、それらはアメリカ経済にダメージを与える「頭脳流出」ではなく、アメリカ企業との連携によりアメリカに再度利益をもたらす「頭脳循環」である、という話。「周辺」扱いだったこれらの国々にとっても、メリットは大きい。

日本では、オフショア開発に取り組む人たちの苦労話は聞こえてくるものの、こうした社会的なメリットデメリットについての議論はあまり聞かない。いや、情緒的にデメリットを主張する声はあるのだろうけれども。

そもそも「日本に来てるんだから日本語で話さないと。」という、もはやほとんど説得力を失ってしまった主張に、いまだに固執しているようでは、上のような議論にはならないだろう。

敬和でみていると、英語があまりできない留学生も結構いるようだ。それだけ日本語の習得に時間と労力を費やしてきたということだろう。そうやって苦労して日本語を習得すると、日本の大学に留学できるわけだ。因果関係ははっきりしないが、日本語学習が彼らの英語力を後退させているとすれば、その責任は日本人の姿勢にあるということになりはしまいか。

ITmedia News:「ブログ実名制」へ向かう中国政府

リンク: ITmedia News:「ブログ実名制」へ向かう中国政府.

月曜日の授業で、テクノラティをとりあげて、「公式」ページとは別の個人ブログからの情報を総体としてみることにより、社会の関心を別の形であぶりだすことが出来る、という話をした。それに対して中国からの留学生が一言、「その正しさはどうやって保証されるんですか?」と質問した。恐らく彼は政治的な意図を持って発言したのではなく、素朴な疑問を述べたのだと思うが、中国の若者は「公式」な言論を信頼することに、相対的に慣らされているのかもしれない、と思った。

実際には日本人だって、「公式」に弱いし、「公式」にこだわるし、非公式な情報の価値を本気で考えているとはいいがたいので、色眼鏡かもしれないけれど。

メディアリテラシーという領域が、果たす役割は大きい。

ちなみに日本人学生の多くは、「ブログ検索では必要な情報にたどり着かないから、グーグルでいいじゃん」という顔をしていた。あくまで印象だけど。

中国がこういうことをやると、日本ではなんとなく「けしからん」という雰囲気になるが、マレーシアがやっても、なるほど多民族国家だから大変なんだよなあ、という感じになるような気がする。中国も多民族国家だってことを、もっとアピールしたらどうなんだろう。

「China, Truly Asia」

ネパールへの各国の態度は?

NIKKEI NETによると、ネパール反王制派(7政党)は、国際社会に対して、国王に対しての援助をやめるように求めたという。

中国が、(毛沢東主義者ではなく)政府側に軍事援助をしているという話はあるが、実際のところはどうなんだろうか。

現在のにらみ合いを、さらに深刻な事態に悪化させないためには、国際社会が圧力をかけて、国王に当面の穏便な解決策を出させるしかないように思う。

今の事態を収束させるだけならば、別のやり方もあるかもしれない。が、それは結局また次のにらみ合いまでのモラトリアムを作るだけだろう。

おそらくここでいう「国際社会」の中で、マオイストが実権を握ることを望んでいる国はないだろう。しかし実際には、地方の「実権」のかなりの部分を彼らがおさえているのもまた事実のようだ。

これだけ民主化を求める活動家が拘束されているのに、アメリカがあまり大きな声を上げないのはなぜなんだろう?、というのが最近考えていることだ。少し情報を集めてみようかと思っている。

6年ぶり

ずっとブログを休眠させていたが、その間、2月に中国、3月にネパールを訪問してきた。
ネパールから帰国した昨日より、東京に住まいを移すことになった。2000年に稚内に移ったわけで、実に6年振りである。
所属はそのままだが、生活環境は大きく変わることになる。東京を拠点に、地方遠征は頻繁になるだろう。海外遠征も、立地的には頻繁に可能な状態になる。
東京といっても、ここは中央区。
慣れ親しんだ新宿区あるいは西部地区に戻ったわけではない。
新宿からはトータル30分ぐらいはかかりそうだ。
というわけで、東京在住の皆さん、くまなくご挨拶状を差し上げることもないと思いますが、どうぞよろしくお願いします。

卒業生凱旋講演

ネパールから無事帰国。
公式レポートを書いたので、こちらに非公式レポートの残りを。
27日:朝目覚めると、2人のGタムが隣のエクストラベッド(シングル)を分け合って寝ていて、ちょっとびっくり。ネパール人にとっては普通の光景だそうだ。
インターネットカフェ(といってもPC2台しかなかった)で、配布資料の印刷。その後学長とともにタメールのタイ料理「インヤン」で昼食。普通に辛くしてくれっていったのに、日本のタイ料理店よりも甘いソムタムが出てきてがっかり。帰り道、後日訪問するMICに行っていたGタムが、MIC訪問中の哲学の先生を連れてきていたので合流。彼はノマド哲学者なのだそうで、中国語で本を出していた。奥さんは北京での元教え子。恐らく一回り以上年下だろう。この先生は、セメスターごとに中国やネパールを渡り歩いているようだ。たくましい。
一部印刷忘れなどもあって焦ったが、なんとかプレゼン会場のハイアットへ。この会合はComputer Association of Nepal(ネパールコンピュータ協会、CAN)のミーティングで、今回は「Wakkanai University」との共催ということになっていた。文部次官など政府関係者も集まり、かなりものものしい雰囲気。学長はゲスト代表ということで、政府関係者や司会と並んで、会場前方の「来賓席」へ。Gタムの緊張感が高まる。
WAKHOKの発表は三番目。まず学長から短いスピーチ。関係者への感謝と、大学の紹介、訪問の目的を述べた上で、詳細をWAKHOK初のネパール人留学生Gタムに譲ると締めくくった。その間、プロジェクタの接続がうまくいかず、一戸は壇上でドタバタ。結局CANのPCを借りてのプレゼンになった。
Gタムのプレゼンは、WAKHOKのIT教育の特徴とそこで行った自分の研究をメインにして、最後に協力内容について提案するもの。資料を英語で作成した上で、「みんなネパール人だし、ネパール語でいいでしょ」といってネパール語で発表した。学部卒業生の発表が、こうしたミーティングでどれだけ評価されるのか、彼自身もかなり不安げであったが、実際にはかなりウケた。「この研究で学長賞を受賞した」という部分については、大きな拍手が会場で沸きあがった。質問も多数(でもネパール語)。
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レセプションでは、名刺交換の嵐。学長、僕、ゴータム、3人がそれぞれに、多数の関係者に取り囲まれた。Japan Moneyに対する期待もあるのだろう(Moneyの面で僕らに期待されても困るのだが)。だが、それとは別に、多くのCollegeから、今までアメリカ留学をメインにしてのだけど、ぜひ日本にもチャネルを広げたいという趣旨の発言があった。それだけ門戸が閉ざされているということだと思う。
「世界の中の日本」という章が、子供のころ社会の教科書にあった。「国際社会の中で席にある役割を」とか「アジアのリーダーとして」とか、耳障りのいい言葉を聞くことも多い。しかしそんな美辞麗句通りに、事は進んでいない。実際には、ビザ取得には高いハードルが課されていて、相当に高い日本語能力、べらぼうに高い預金残高が求められる。結局日本は、日本語で暮らせるごくごく少数の裕福な外国人しか、助けるつもりがないのだ。それは言い方をかえると、日本人の生活空間に日本語以外の言語が多数のさばることを望まないということであり、単純労働の市場を外国人が荒らすことを望まないということであり、貧しい人たちが入ってきて治安を乱すことを望まないということでもあるだろう。そういう痛みを分かち合う「リーダー」になりたくはないということだ。えばってにこにこしていたいのだ。
レセプション終了後、ホテルへ。Gタムはこの日も、親戚の家に向かった。ホテルに戻った後、一人でタメルを散歩。すでに街は暗くなっていて、首都カトマンズは、弘前か稚内かというほど。ぐるっとまわってきてホテルに戻ると、敷地内のカジノだけにこうこうとネオンが輝いていて、中を覗くとギャンブラーたちの血の気が、フロアに充満していた。
(つづく)

成都からの来客

三度訪中し、話し合いを続けてきた成都信息工程学院の周定文院長と李超軟件学院長が来日した。明日稚内に入り、大学で最終調整。18日「情報メディアフォーラム」で交流協定調印式が行われる予定。包括的な協力関係構築の一環として、まずは2006年4月から、20-25名の成都信息卒業生が稚内北星学園大学に編入する。
情報メディアフォーラム in Sapporo::相互交流協定締結式
優秀なITエンジニアの育成が、稚内北星学園大学の果たすべき役割だ。オフショア開発の広まりに合わせる形で、このような発表ができるにいたったことは、非常にうれしいことだ。
稚内行きの飛行機が無事降りてくれればいいのだけど。
フォーラムでは、一戸がこの協定の背景や取組みの全体像について(数分間で)説明する予定。「中国人留学生」というキーワードは、どうも変な風に受け取られがちなので、注意深く、しかし大胆に、関係者の皆さんへの感謝を込めながら(それと四川料理の「麻ラー」な味にも思いをはせながら)、誤解を招かないお話をしたい。

InTheSpiral: キーワード広告が区別できない人々:キーワード広告が別にイヤじゃない人々?

InTheSpiral: キーワード広告が区別できない人々:キーワード広告が別にイヤじゃない人々?
また弟の後追い。
趣味趣向も違うし、性格も違うし、東京にいる間もめったに会うことのなかった弟なのだが、ことネット関連や韓国関係での関心事項は、なぜか似ているように思う。もちろん、拾ってきたネタについての考え方まで完全に同じわけではないけれど。
キーワード広告を広告として認識していない人がこれほど多いとは思わなかった。しかし、広告であっても役立つ情報ならば別にかまわないと思っている人は多いだろう。Googleさんにお願いして、Googleさんが自分のほしい情報をくれるならば、それがGoogleさんのサーチエンジンが探したものであれ、Googleさんのアドワーズさんが「これが欲しいんじゃないの?」と(実は)クライアントさんに言わされているものであれ、ユーザは「裏事情」に関心ないということかな。
実は大学の広告も、アドワーズでやってみたら?という意見を以前言ったことがある。レアなITコア層(高校生では本当にレアな人たちだ)への訴求を狙っている稚内の場合には、一般的な受験雑誌に高い金を払って掲載してもあんまり効果がないので、ニッチというかレアな高校生の「検索行動」に合わせたアドワーズをやってみたらどうか、という話だ。いまいち、関係者の反応がよくなかったのは、ひょっとしたらこの仕組みがどのように動いていて、どのようにひっそり我々の「検索行動」に影響しているのか、関係者の皆さんもあまり自覚していないということかもしれない。
アドワーズは日本人のアイデアではないと思うが、日本人の性格にマッチしているような気もしている。
日本のサイトでは、派手な広告は嫌われ、おとなしくつつましやかな広告が好まれるように思う。
控えめになるように努力している業界関係者がいるからそうなっている、というのがうちの弟の分析だが。
各国のYahooサイトを順に開いていってもらうとわかるが、アジアの他のYahooでは、トップで「飛び出す」広告を多用している。欧米は日本と同じく割とおとなしい。中国や韓国の場合には、飛び出す広告が画面全体に飛び回って、ポータルなのにしばらくおとなしく見てないとその先に進めない、というものも多い。
これは、各国のクライアントの発言力の違い(つまり日本の場合は業界関係者が努力して、サイト内の「秩序」(?)を保っている)なのか、ユーザの嗜好の違いなのか。両方なのか。