パリで開催中のLe Webの中で、Facebookの副社長Joanna Shields氏が、フィード機能のプラグインをリリースすると発表したそうだ。

Facebook、ウェブサイトにフィード購読ボタン提供へ―Twitterへの影響大か?
今回の「フィードを購読」プラグインで一方通行のフィード購読機能が非常にアクセスしやすいものになる。ウェブサイトの運営者は、現在Twitterのフォローボタンを設置しているのと同じ要領でFacebookのボタンを設置することができる。このボタンを押すと、対象のFacebookユーザーの公開投稿が購読者のFacebookニュースフィード中に友だちの投稿や「いいね!」と共に表示される。
ウェブサイトへの購読ボタンの提供は普通ならマイナーな話題だが、それがFacebookとなれば影響は絶大だ。Facebookは一方通行購読の提供によってTwitterモデルに対して正面から戦いを挑む構えのようだ。フィード購読ボタンも間違いなくTwitterのフォローボタンと同じくらい普及するだろう。.
使い始めのユーザには、よく意味がわからない話だろう。フィード機能を簡単に言うと、「友達承認せずに、一方通行で自分の発言を読ませる機能」ということか。
フィード購読 – Facebook ヘルプセンター
もともと公開での発言は、読もうと思えば読めたわけで、Twitterでいうところの「フォロー」と同じ状態になるという理解でいいだろう。これが最近できた「フィード購読」という機能で、「友達にはならないけど、私の書いたことを読みたい方はフォローしてくださいね」というユーザは、一方通行の「フィード購読」を許可できるようになった。
今回のアナウンスは、このフォード購読を促す「プラグイン」を使って、外部サイトで自分のFacebookアカウントを周知できるようになるということ。これまでもアカウントを表示するウィジェットはあったが、フィード購読のためにアカウントを表示させるものはこれまでなかった。フィード購読には承認を要しないので、ブログのサイドバーに表示するだけで多くの購読者を獲得できる。これを機に、有名人がアカウントを開設して、ブログのサイドバーにフィード購読のボタンを表示するようになると予想される。これまでこの機能を担ってきたFacebookページとは、どのように住み分けるのか、まだ見通せないけれども、しばらくは併存状態で進むだろうか。
そしてまたこれは、今までTwitterが担ってきた公式チャンネルでのコミュニケーション機能において、競合が発生することが予想される。
Joannna Shields氏の発言内容については、以下の画像で、wilgengebroedさんが図解化している。Timelineのリリースについても「まもなく」という言及があったようだ。