ガリレオ・ガリレイという、稚内の中高生バンドが、じわじわ話題になってきていることを知った。
リンク: 中高生4人組「ガリレオ・ガリレイ」 稚内発、ロック全国へ-北海道新聞(道北・オホーツク).
転機は昨年初め、東京FM-エアG’のラジオ番組「スクール・オブ・ロック!」とソニーミュージックが主催する十代限定のコンテスト「閃光(せんこう)ライオット」に応募したこと。
テープやスタジオ審査を経て、昨年八月に東京で行われたコンテスト本選に出場し、全国約五千組からグランプリに輝いた。
北海道にはエアGとNorth Waveという、二つの民放FM局があるのだが、いずれも道内全域をカバーしておらず、最北稚内ではどちらの曲の電波も入らない。この時代に、普段FM放送がなくて困ると思う人はあんまりいないかもしれないが、なければないで寂しいものだ。
# 県域放送という建前で免許を与えられている放送局が、全域をカバーできていないケースがあるということを、僕は稚内に引っ越してから知った。
ただ、そういう環境に順応した稚内の子供たちは、純朴で欲がなく、ないならないなりに暮らすという人生観の子が多いという印象だった。なので、このグループの中高生たちが、普段聞くことができないラジオ番組のコンテストに応募して、しかもグランプリになったというのには、ちょっと驚いた。
ウェブサイトもセンスのいい作りで、トップページの背景は、おそらく稚内公園から見た稚内の町並み(のイラスト)。地元の人が見ればわかる風景。Myspaceで曲も公開されている。
中高生バンドが、自力でここまでのプロモーションをできているのだとすれば、たいしたものだと思う。
そうかと思えば、ブログでは、期末テストと簿記検定の結果次第では、春休みの補習によって、(おそらく本州での)遠征ライブが吹っ飛ぶかもというような、いかにも「稚内商工」な話題も書かれていたりして、なんともほほえましい。
春休みの遠征ライブ、行けるか行けないか。
俺の期末テストと簿記検定の結果にかかってる。
赤点とると補修になり、春休みが潰れるためです。