タグ別アーカイブ: 大学

VICEが朝鮮大学校の「リアル」に迫る映像を公開

Webサイト「Vice」が、小平市にある朝鮮大学校を取材した映像が、Youtubeで公開されている。学生たちが大学で学ぶ様子、寮生活、事務局長による学内紹介、保護者インタビューなどで構成されており、大学関係者にデリケートなところをインタビューするような内容ではないものの、大学の中の日常という意味では、飾らない「リアル」に迫っているように思えた。

全編朝鮮語で作られていて、Youtubeの字幕機能で日本語で理解できるのだが、冒頭に登場する学生たちの朝鮮語は、どことなく外国語として話しているように聞こえた。彼女たちはまずまちがいなく、日本語を全く問題なく話せるし、おそらく日本語のほうがうまいのであろう。

日朝関係はまだまだ雪解けとはいいがたいし、外交上の課題は多い。朝鮮大学校に対しても、批判的意見、攻撃的意見が、いろいろあるのはわかっている。こうした批判的な立場から、この映像それ自体が、ある種のプロパガンダだという意見(Viceは利用されているという意見)もあるだろう。

学生たちは大学の「民族教育」により、通常の日本人や日本の大学で学ぶ在日の人達よりも、母国に対する親近感を持つだろう。しかし一方で、彼ら彼女らが学んでいるのは日本であり、おそらく日本語で生活する時間もかなり長いであろうから、当然、母国に対する客観的な見方、複雑な思いがあるはず。ひょっとすると、それはあまり口に出さない(出しにくい)ものかもしれないが。

両国の境界線上で揺らいでいる人たちと、日本社会はこの先どのようにつきあっていくべきなのか。というよりは、排外主義の人たちがいろいろ言っているけれども、もうすでに彼ら彼女らは日本社会の中に入っているともいえる。
その「すでに入っている」という感覚が、全面朝鮮語で撮影されたこの映像からはからずも感じられて、非常に興味深いものを感じた。

超絶文教地区小平市鷹の台 (2) 朝鮮大学校 – 東京DEEP案内

いろいろな大学の学生と接することは大事だと感じた4ヶ月:埼玉工大、立正大での非常勤1年目終了

先週末で2013年度後期が終了。敬和は現在試験が行われているが、これが終われば春休みとなる。個人的には今期から、金曜日埼玉での非常勤をお受けしたこともあり、一週間の授業数はトータル9コマ、非常にいそがしく、このブログもほとんど書けなかったし、新潟日報モアの「新潟ソーシャル時評」も滞ってしまった。

金曜日は朝8:24の新幹線で移動し、高崎を経由して深谷市の埼玉工業大学で「国際法」を1コマ、その後熊谷市の立正大学に移動して午後、「メディアと法」を1コマ担当した。何もなければそのまま熊谷から新幹線で新潟に戻り、あれば、そのまま東京に出て一泊するという生活となった。

このお話をお引き受けした後で妻の妊娠がわかり、ある程度予想はしていたのだが、子供が生まれてすぐの慌ただしさと、授業コマが増えた慌ただしさが、一緒にやってきた4ヶ月であった(埼玉での最初の授業が終わり、その翌日に娘が生まれた)。週末にもさまざまな仕事が入ることが多く、出産後の大変な時期、家族には迷惑をかけたと思う。他にもいろいろなプロジェクトで手が回らず、一緒に仕事をしていた皆さんにもご迷惑をおかけしたであろう。

埼玉工業大学人間社会学部での「国際法」は、久しぶりの担当科目。国際法学会には長らく顔を出しておらず、学会の顔ぶれもかなり入れ替わり、院生の頃若手中心の研究会などで見かけた人たちが、すでに主流となりつつある。今回は、こうした研究者の皆さんの書いたテキストを読み直すよい機会となった。日本の抱える領土問題に注目が集まり、サイバー戦の話題も飛び交い、シリアの化学兵器、南スーダンのPKOでの日韓のやりとりなど、関連するニュースもかなりあって、それらをずいぶんととりあげて、学生たちには興味を持ってもらえたのではないかと思う。埼玉工業大学のある岡部駅周辺には、本当にねぎ畑がひろがっていて、「あまちゃん」で松岡茉優が演じていた入間しおりの「ねぎ衣装」を思い出した。

立正大学での「メディアと法」は、敬和の「情報法2」でやっている内容とシンクロさせて進めたが、立正の学生は法学部生なので少しレベルアップさせてみた。こちらでも、ウェブ関連、メディア関連の各種ニュースをとりあげて、それらの話題をとりあげながら授業を進めた。メールをくれる学生の反応を見ると、法学部の授業の中では、割と身近で親しみの持てる内容だと評価してくれたようだ。マイナー科目なので、受講者数は少ないと思っていたのが、200人以上の受講者がいて、やりがいのある授業であった。ただ、これからの採点活動は大変になりそうだ。

両大学とも、ウェブを利用して教材のやりとりや小テストなどができる仕組みが整っていて、ああこれなら学生とのやりとりも簡単だなと思い、それぞれのシステムの違いにとまどいながらもいろいろ試して見たのだが、実はこれらのシステムは、思ったほど使われていないようだった。「メールで提出でいいですか?」とか「慣れてないので紙でレポート提出していいですか?」といった、反応が学生から出るようになり、帰りに大量の紙レポートを学生に押し付けられるようにもなった。Twitterを使っている人はハッシュタグでいろいろ書いてくれてもいいですよ、といったのが、これも反応は少なかった。よく知らない非常勤の教員が相手だし、さほど反応はないだろうとは思っていたが、そういう警戒感だけが唯一の原因ではないようにも見えた。オンラインと大学教育をつなげていくというのは、大学が体制を作るだけではなく、教員と学生のスキルと意識がついてくるところまで持っていかなければならず、どこでも結構苦労しているんだなというのが、なんとなくわかった。

それぞれの大学の学生達の基礎学力や対人能力については、もちろん個人差もあるのだけれども、やはりそれぞれの学校のカラーがある。また大学自体への帰属意識やプライドの有無も、行き帰りのバスで飛び交う会話からなんとなく想像がついた。総じて言うならば、北埼玉の学生たちは、都心の大学に通う学生たちと、やはりちょっと違い、素朴さの残る関東の学生だ。同じ素朴でも、新潟ローカルの学生たちともまたちょっと違う、独特の雰囲気がある。

98年に、明星大学の青梅キャンパスに非常勤講師に行ったのが、自分の大学教員としてのキャリアの始まりだった。早稲田大学の学生像しかほとんど知らなかった自分には、明星の学生たちの考えていることや人生観なども、かなり新鮮で、勉強になった。それがその後の地方での大学教員生活にも、生かされているといえるかもしれない。

大学教員が本務校だけで授業を持っていると、授業でも学務でも、その中で完結し、新しいアイデアは出てこない。あるいは新しいアイデアも、社会一般の文脈と本務校の文脈をすりあわせて、最善な形で実施するということがなかなかできなくなるのではないか。久しぶりに「フル規格」の非常勤をやってみて、自分や自分の本務校の、客観的な立ち位置を確認するよい機会を得られたように思う。学期中も、両大学の取り組みを見ながらいろいろ気づきがあったし、両大学の学生たちからもいろいろ感じるところがあり、これらは敬和での教育の改善にもつなげていけるように思う。

機会を与えてくださった両大学の関係者の皆さんには、あらためて感謝の気持を記しておきたい。

つながるMap

弘前の大学生たちのプロジェクト「いしてまい」のメンバーに会ってきた

1月2日、弘前市内で、市内の大学生たちのプロジェクト「いしてまい」について、弘前大学の大学生、丹藤さんに話をうかがった。正月のまっただ中、1月2日にもかかわらず、時間を作ってくれてどうもありがとうございました。丹藤さんは大変しっかりした、適切に言葉を選んで話をする学生さんで、楽しい時間を過ごすことができました。

いしてまい

いしてまい (isitemai)さんはTwitterを使っています

「いしてまい」は、学園都市ひろさき高等教育コンソーシアムという市内の大学のコンソーシアムを母体に、これに参加する弘前大学、弘前学院大学、東北女子大学、東北女子短期大学、弘前医療福祉大学、放送大学青森学習センターの6大学から、学生たちが自主的に集まった「学生委員会」で、弘前の活性化のための取り組みをしている。昨秋に新聞記事を見て興味をもったので、Twitterを通じて、年末年始だけれどももし時間をいただけるならばお話をうかがいたいと連絡をしてみたところ、丹藤さんが快諾してくださった。

いしてまい丹藤さん

「いしてまい」は平成22年発足で、実はすでに4年目。丹藤さんは2012年度、大学2年の時から参加したということなので、「いしてまい」という名前が決まった瞬間には立ち会っていない。「いしてまい」は「良すぎて仕方がない」という津軽弁。弘前が地元の自分だが、最初名前を字で見た時には、実は最初意味がわからず、頭のなかで「石手舞」などと字をあてがっていた。メンバーの構成は、弘前大学3人、弘前学院大学6人、弘前医療福祉大学10人、東北女子大学2人、東北女子短期大学2人(というのが、丹藤さんの記憶に基づいて教えてもらった数字。放送大学青森学習センターからは、まだ参加者がいないそうだ。まあそうだろう)。弘前学院大学や弘前医療福祉大学からの参加が多いのは、おそらく先生からの呼びかけがうまく機能しているということだろう。弘前大学のように大きな大学だと連絡が行き届きにくいし、大学の中のコミュニティで自足してしまうということもありそうだ。

昨年度は「6大学合同文化祭」を中心市街地の土手町で開催、よさこい、ファッションショーなどのステージイベントと模擬店を出した。また、弘前市内各地区のお店について、市民の皆さんからの情報を元に取材し、冊子にまとめた「つながるMAP」を発行している。今年度は、弘前ねぷたへの「参加」をテーマに、ねぷたの製作過程から取材をし、最終的にねぷたの運行にも参加したそうだ。ブログやTwitterでの情報発信にも取り組んでいるが、コンテンツを制作して外部に公開するということよりも、実際に人に会って交流するということに力を入れているという印象を持った。

つながるMapつながるMap

活動の話をいろいろ聞いていくうちに一つの疑問がわいた。弘前という街は、文化的にも優れたものがたくさんあり、観光都市としての人気もあるのだけれど、ひょっとして市内のお店についても学生の皆さんは普段あまり行かないし、弘前ねぷたにもあんまり参加していないということだろうか?丹藤さんと話してみた限りでは、その通りのようだった。「いしてまい」に参加している学生の多くは、弘前市外の出身者。弘前市内の出身者で、こうした活動に目を向ける学生は少ないそう。一般的にも、学生たちが市内中心部で遊ぶことはあまりなく、五所川原市のショッピングモール「エルム」をはじめ、ドン・キホーテ、さくらのなどの郊外型の店舗に行っているようだ。新潟の学生たちがイオンに行くのと同じような現象と考えれば、さほど不思議ではないのだが、弘前という街は自分にとって、田舎だけどちょっとセンスのある街というイメージだったので、若者たちは放っておくと弘前の街中には出てこないという現象が起きているというのは、ちょっと意外であった。たしかに自分が高校時代を過ごした80年代後半からすでに20年以上が過ぎたわけだし、当時と違って、今はネットもありアニメなどのコンテンツのパワーも強いわけで、「ローカル」に目を向ける若者はなかなか増えていかないのだろう。ただそれは「きっかけ」がないからともいえる。「いしてまい」のような活動に参加した学生の皆さんは、これを通じて地域のことを再発見、再評価しているに違いない。参加しているメンバーは非常に良い機会を得ているように感じたし、それ自体は地域にとって大きな前進なのだということがよくわかった。

丹藤さんは3年生なので、これから就職活動がスタート。弘前での就職を希望しているそう。もちろん地元就職がそんなに簡単ではないこともよくわかっている。でも何とか地域のために働きたいと思うようになったという。1年間活動してきて、このように思える学生が少なくとも一人は出てきたわけで、これだけでもプロジェクトは大きな成果をあげているといってよいだろう。よい進路を見つけてほしいものだ。

最後に地域社会の現状をどう見ているか、聞いてみた。土手町の「シャッター通り」の空き店舗率は、最近改善されつつあるそうで、まだまだ「伸びしろ」がある。弘前は他の地域に比べると、いろんな催しなどで地域を盛り上げようという行動力のある人が多くいて、活力がある。「いしてまい」の活動を通じて、弘前のこうした「熱い人達」と知り合うことができ、確信を得たという様子であった。

今回は残念ながら、弘前大学以外の学生の皆さんにはお話をうかがえなかった。私立大学のメンバーの感じ方は、もともと大学のコミュニティが大きい弘前大学の学生とは、また違うような気がする。ぜひまたの機会にお話をうかがってみたいと思う。

上智大学短期大学部トップページが「おわび仕様」で全面一画像に

上智短大学長が、セクハラを理由に解任された。
報道内容はプライバシーへの配慮からやや限定的で、何が起きたのかは想像するしかないが、おそらく「学長から学生にメールで連絡した」とはとてもいえないことがあった、ということなのだろう。いろいろ考えさせられる事案ではある。

セクハラで上智短大学長を解任 女子学生にメール60通  – MSN産経ニュース

セクハラで学長解任=女子学生にメール60通―上智短大(時事通信社) – 国内 – livedoor ニュース

実はこの話題、自分は全く知らなかったのだが、別の理由でネット上で話題になり、それで知ることになった。

どういうことなの:“セクハラで学長解任”の上智大短大サイトがなぜか1枚の画像に 「検索避けか?」との指摘も – ねとらぼ

 

上智大学短期大学部

ぱっと見では何かわからないのだが、上智短大のウェブページ全体が、一枚の画像として表示されている。おわびの文言はもちろんのこと、周辺に配置されている画像までがとりこまれて、完全に一枚の画像になっているようだ。したがって、このトップページから下には、クリックして進むことができない。

おわび文がコピペされて、検索結果に大量に現れないようにということなのだろうが、逆にこの対応のユニークさ(?)が話題になってしまった。あることないこと言われるのは腹がたつのだが、対応は誠実にすべきということだろう。言うは易く行うは難し。

札幌大学が学部を統合、1学群13専攻制に

先ほど教えてもらったのだが、札幌大学は5学部を統合し、1学群13専攻に組織変更を行うと、5月に発表していた。1学群で定員900名だそう。非常に大きなチャレンジといってよい。

大学プレスセンター – 2013年、札幌大学は「1学群13専攻」へ――将来の夢、キャリアに合った学びを「サツダイマッチング」で見つける

●「主専攻」(学士となるために選択できる専攻)は13
「経済学」「地域創生」「経営学」「法学」「現代政治」「英語」「ロシア語」「日本語・日本文化」「中国語・中国文化」「歴史・文化」「異文化コミュニケーション」「スポーツ文化」「現代教養」

●授与される学位は6
 「経済学」「経営学」「法学」「文化学」「英語」「ロシア語」

●13の「主専攻」に加え、13の「主専攻」から提供される「副専攻」の選択を推奨

●トップランナーでありたい、特待生となりたい学生のために「エキスパートコース」を開設

●「主専攻」は「主専攻」として、さらに正課・正課外を問わず、自分の可能性を広げたい、試してみたい学生のために「アクションプログラム」を開設

●「エキスパートコース」「アクションプログラム」に合わせた特別な入学試験制度

現在は、5学部6学科体制。その中にさらにコースがあったのかもしれないが、1学群の中で、13の専攻を横断的に学べるというのは組織的にも拡張した(ように見える)上に、学生の選択の幅も広がるわけで、非常に魅力的に見える。「サツダイマッチング」という「じっくり自分の学びの形を見つけて欲しい」という考え方も、用語がどこまでキャッチーかはともかく、昨今の学生の好みにもマッチしていると思う。おそらくこの組織変更の背景には、非常に大きな危機意識があったと思うが、一方で学部組織を統合してしまうわけで、内部の抵抗もおそらく強かったのではないかとも思う。

一学群の中での「アラカルトメニュー」方式である一方で、そこでの学び方もかなり多層的な組立てになっている。たとえば、主専攻・副専攻の組み合わせ、だけではなく、特待生級の学生が一つの専攻をきわめていく「エキスパートコース」(法律と英語が対象のようだ)、主専攻に加えて正課外の活動も含めて多様な活動を行う「アクションプログラム」も用意されている。「アクションプログラム」には、

・「グローバルアクションプログラム」(国際交流センターと提携)
・「キャリアデザインプログラム」(キャリアサポートセンター、学内NPO法人と提携)
・「教職アクションプログラム」(教職センター、学内NPO法人と提携)
・「ウレシパプログラム」(札幌大学ウレシパクラブと提携)

の4つが用意されている。「アクションプログラム」と「副専攻」は区別されているが、「アクションプログラム」と単位修得との関係がどのように整理されているのかが気になるところ。

また入試制度が、「エキスパートコース」「アクションプログラム」に連動するというのもどうなるのか。前者は非常に優秀な学生を特待生待遇で迎え入れるという想定のように思えるが、後者がどういう形になるのかも大変興味深い。

一学群体制になるということは、個別の専攻は受験産業の学部・学科一覧から消えてしまい、「地域共創学群」という名前だけがリストアップされることになる。こうした受験産業の分類に基づく進路選択を覆すパワーを、独自広報が発揮できるかどうか。そこがこの改革の成否を分けることになるように思う。

今年度のCMが、公式チャンネルで公開されていた。

「すごい時間割」に授業評価機能

大学生向けの時間割共有サービス「すごい時間割」に、授業評価機能が搭載された。

すごい時間割
【プレスリリース】すごい時間割、22万件の授業に履修者がクチコミを投稿できる「授業評価」機能を公開。満足度や単位取得度などを調査。公開3ヶ月で、国内918大学で利用実績。 │ Labit

今回の授業評価機能のアップデートによって、 授業の満足度、後輩への履修アドバイス等を記入できるほか、出欠の有無、テストの難易度・頻度などをクチコミとして投稿することができます。 大学の授業に対する履修者からのクチコミを集めることで、より良い授業が可視化されることになり、大学生にとって有益な国内最大級の授業情報プラットフォームを目指します。

学生が時間割を自分たちで作り、共有する(一度誰かが登録した科目については、二人目は選択するだけで時間割を生成できるというソーシャル時間割)というサービスに、授業評価がついて、さらにパワーアップというところ。スマートフォンでの利用がメインで、PCからも利用可能。大学が高い導入コストをかけてシステムを導入しても、それを凌駕する勢いで、デファクトのサービスが浸透していくという展開になるのだろうか。

大学自身が実施する授業評価については、いろんなコストをかけて実施しているが、時間がかかりすぎるというのが正直なところ。学生にとっては「忘れた頃に公開」されているという印象だろう。敬和の学生の皆さんには、すごい時間割でいろいろとご意見を書いていただければ、生のご意見として拝見したいと思います。もちろん匿名じゃないので、書きにくいのかもしれないけれど。

20110713

大学Facebookページランキング、敬和学園大学もまだ50位台でした

大学Facebookページランキングをまとめたページを見つけたのでチェックしてみた。

Facebook大学別ファン数ランキング

圧倒的なファン数を集めているのが、関西学院大学。先月の地域科学研究会・高等教育情報センターのセミナーで、私の後にスピーカーをされた新谷さんが担当。実力ある関西有力校の一角、という以上に、よく研究してすばらしい運営をされているという思った。大学に関係する人々の数の蓄積が大きく違うとはいえ、敬和のFacebookページも、かなり早くから取り組んできたわけで、もう少し実績を積み上げたいところ。今日も担当者とそんな話をして帰ってきたところ。

Facebook大学別ファン数ランキング

20110713

by Keiwacollege.

で、ランキングをチェックしてみたところ。敬和もなんとか50番台に残っていた。もちろんFacebookページを作っている大学自体が少ないので、真ん中より下なんだけど。この分野で、県内他大学と見比べてもほとんど意味は無いのだが、新潟県でFacebookページを設置しているのは敬和学園大学だけ。ただそれだけのことではあるが、ここから県内ではもっともオープンな姿勢の大学として、評価してもらえたらうれしい。

敬和学園大学の同窓会組織は、あまり強いとはいえないのだが、卒業生が大学への関心を失ったわけではなく、職歴の浅い自分のような立場であっても、たびたび卒業生に大学で遭遇する。彼ら/彼女らも、みんな社会に出て働いているのであるから、たまの休みに大学に顔を見せてくれるとはいっても、そんなに同窓会活動に参加できるような立場にはないはず。でもだからといって、彼らから同窓会費や寄付を依頼するだけになるのではなく、卒業生たちの心の拠り所として、どのように大学が機能できるかを、この次代ならではの形で追求していくべきで、その意味でFacebookやFacebookページは、現時点でかなり有力なツールになるというべきだろう。

というわけで、担当者と相談しながら、敬和学園大学のFacebookページは、かなり面白いものに変えていくつもり。これからに期待していただける方、ぜひ「いいね」でご支援いただければ幸いです。

地域科学研究会・高等教育情報センター「ソーシャルメディアの活用と留意点」でお話ししてきた | ICHINOHE Blog

Yale大学の広報ビデオ「That’s Why I Chose Yale」

先週のセミナーで、倉部史記さんの講演で出てきた話題。有料セミナーで紹介された内容ではあるが、これはすでに公開済なので、書いてもいいだろう。昨年公開されたエール大学のビデオで、広報担当者が、ミュージカル風にエール大学を紹介している。

倉部さんが昨年のブログで紹介記事を書いている。

東京芸術大学のイベント告知用Webページがすごい : 大学プロデューサーズ・ノート

ハーバード大学と並ぶアメリカの名門、イェール大学のアドミッションズ・オフィスが制作したもの。同大の魅力を、受験生達に知ってもらうための映像なのですが、まさかの全編ミュージカル調という演出が、業界で話題になりました。

しかも脚本、作曲、総合プロデュースを行ったのは、イェール大学を卒業し、実際に同大のアドミッションズ・オフィスで働いているスタッフ。劇中の俳優や歌い手など、制作に関わったスタッフも、ほとんどイェール大学の卒業生で構成されているというこだわりようです。

学生や卒業生のプライドが発揮され、実際の動画の形で現れているというの大変興味深い。自分たちにできることを見つめる上でも、大変参考になる取り組みといってよい。

Tokyo

総研大でゲスト講義

昨日2コマ目(?)は、お声をかけていただき、総合研究大学院大学のICTビジネス論でゲストスピーカーをやらせていただいた。

Tokyo

この授業でお話するのは、一昨年に続いて二回目。そんなに大げさなお話はしておらず、ソーシャルメディア関連の最近の動向についてご紹介するという内容なのだが、ポイントはEnglish Medium、英語で議論するというところ。

といっても、ほとんどの人が日本語を解するので、海外で「逃げ道」のない状態でお話するのとは異なり、「やせ我慢」で英語で話すという形。参加者も院生だけでなく、半分は研究者で、いろんな議論ができて楽しかった。特にLINEの急速な普及をどう見るかというのは非常にホットな話題。ちょうど昨日WBSで特集されるというので(しかも取材された方々も参加者に混じっていて)、皆さんの関心も高かった。

その後参加者の皆さんと、東新宿のイサーン料理店で食事。遠慮せず辛くしてくれというリクエストしたところ、ソムタムをはじめとして、みんな悶絶する辛さになった。東新宿駅からも近いので、次回また行こうと思う。

地域科学研究会・高等教育情報センター「ソーシャルメディアの活用と留意点」でお話ししてきた

6月22日の昼間は、麹町にて表題のセミナーに参加。4人の講師の一人としてお話させていただいた。

chiikikagaku-k.co.jp/kkj/seminar/120622.pdf

出席者は大学関係者、とりわけ敬和よりも大きな三大都市圏の大学の、広報部門に属する職員の方が多かった。地方私立での、しかも教員主導の取り組みは、さながら「ゲリラ戦」のように見えたのではないかと思う。私のあとにお話された関西学院大学新谷さんの、周到に進められたソーシャルメディア導入のお話とは、対照的であった。しかしそれぞれ手法は違うけれども、大学という保守的な風土の中に、苦労してソーシャルメディア利用を定着させていく取り組みであることは間違いない。関学のやり方にも大いに学ぶところがあった。

大学プロデューサの倉部史記さん、ガイアックスでスクールガーディアン事業をされている河本寛さんともいろいろお話できた。倉部さんの講演で紹介された事例には、自分でもすでに実践している、あるいは実践したいと思っている事例がいろいろあった。ただその中でもとりわけ印象的だったのは、倉部さん自身がニコ生番組「真☆大学デビュー」を制作、出演して、高校生向けに語りかけているという話。語りの手法を工夫して、ニコ生ならではの「共感」を引き出す番組作りが次第に見えてきたというお話であった。今度ぜひ拝見したいと思う。

こちらのチャンネルから、金曜夜22時から配信とのこと。

ウーカルTV Channel – ニコニコチャンネル

【告知】【SD講演】ソーシャルメディアの戦略的活用についてお話しします : 大学プロデューサーズ・ノート