「ダウンロード違法化」問題に関心を持つ(かもしれない)議員の方々


「ダウンロード違法化」問題は、予想されたとはいえ、「ユーザの声」を無視したあまりにもひどい方向に展開しつつある。

 

すでに池田信夫先生小倉秀夫先生が指摘している通り、ここからは政治マターになる。「不可避」という言葉を「既定路線」ととらえてしまうのは立法府軽視で、もう少し議員の皆さんの善意に期待すべきだろう。だが、このテーマに興味を持ちそうな、少なくとも事情を理解してくれそうな議員の方は、どれぐらいいるのだろうか。

著作権云々の前に、インターネットの現状を適切に理解してくれそうな方、ということで。新潟選出の西村ちなみさんによると、民主党の複数の議員の方々が、昨日インターネット・ホットラインセンターを訪問したそうだ。10人ほどの議員(と思われる)の方々の顔が出ている。

ホットラインセンターで話をきいて、インターネットの現状を「ひどい」という単純化して理解されると、かえって逆効果という気もするが。

リンク: 西村ちなみチャレンジサイト – ちなみブログ : 南商工振興会.

党の子ども男女共同参画調査会・内閣部門・総務部門合同でサイトへの安全なアクセスの方策を研究する一環として、同僚議員とともにインターネット・ホットラインセンターに視察に行きました。

最前列に移っている原口一博さんも活動報告をしていた。

どんな技術も悪用すれば社会に害悪をもたらします。日常のすぐそばに、大きな闇が口を開けていることに不気味さを感じました。
 社会を守るために、子どもたちを守るために私たち立法者が果たさなければならない役割が拡大していることを痛感します。

たしかに、著作権の問題よりも、この手の「安心・安全」の話はわかりやすいので、議員の皆さんも取り組みやすい。が、「健全なインターネット社会の発展」のために、「立法者が果たさなければならない役割も拡大」している。表現の自由に対する「過度で広範な規制」にしないという観点から、著作権法制にも関心を持ってもらうべきだろう。

ちなみに「Yahoo!みんなの政治」では、国会議員活動レポートもRSSで配信している。このフィードを読むだけでも、議員の活動状況やインターネット理解度がわかるだろう。「ダウンロード違法化」について、ネットユーザにリーチする形で発言してくれるならば、積極的にブログでとりあげていくというやり方もある。

1 個のコメント

  • 「ダウンロード違法化」不可避に

    「違法サイト」からの動画・音楽のダウンロードが違法とされる方向が、私的録音録画小委員会で固まった。違法化への反対意見も踏まえながら、ユーザーが大きく不利益をこうむらない形で制度設計するとしている。
    2007年12月18日 14時42分 更新
     文化庁長官の諮問機関・文化審議会著作権分科会に設けられた「私的録音録画小委員会」の第15回会合が12月18日に開かれ、「著作者に無許諾で動画や音楽をアップロードしたサイト(以下「違法サイト」からのダウンロード(※注:「ニコニコ動画」「YouTu…

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