燕三条界隈の名物「背脂ラーメン」は、知名度が上がり、東京でも食べられるようになったらしいが、燕三条の人々から見ると、新潟市内の燕三条系を名乗る店でも、「話にならない」店が結構あるんだとか(ちなみにどこが「話にならない」店なのかはわからない)。そのような燕三条ラーメン通の教えを受け、燕の杭州飯店の味に魅せられた自分も、新潟市内では燕三条系のラーメンに手を出すことがほとんどなくなった。
しかしそんな中で燕三条の人々が一目置いている(と思われる)、新潟市内の老舗が、福来亭。たしか燕三条にも同じ名前の店があって、そこから暖簾分けと聞いたような気がするが、記憶は定かではない。最近はおみやげも販売しているほどの人気店だが、実は行ったことがなかった。今日初めて訪ねてみた。
店構えは、いたって普通の、昔からあるラーメン屋の雰囲気。
ウェブでのコメントを参考にしつつ今日はチャーシュー麺に。麺は太麺で燕三条の感じに近い。油の量はさほど多くなく、意外とあっさりとした味であった。やはり燕三条系とはいうものの、杭州飯店なみの濃厚さでは、ちょっと新潟人にはウケないのだろうか。ライトな燕三条系だが、油の量が気になっていた自分としてはかえって好都合だ。燕の福来亭も、同じような味なのだろうか。
駐車場は少なく、裏手の駐車場はわかりにくいので、そこがちょっとだけハードルが高いのだが、燕まで遠征することを思えばかなり楽。また訪ねてみたい。
住所 新潟県新潟市中央区関屋大川前2-3-10
営業時間 10:00~15:00(売り切れ次第終了)
定休日 日曜日