1964年の新潟地震


昨日車の中で聞いていた、BSNラジオ「近藤丈靖の独占!ごきげんアワー」にて、1964年の新潟地震で、昭和石油のタンクが炎上した時の様子が、放送されていた。緊迫感が伝わる音声であった。
新潟県は2000年代に二度の大地震を経験したが、新潟市内の被害は軽微で、新しくやってきた僕のような人間には、「地震と新潟市」という連想はあまり働かない。64年に新潟でも大きな地震があったというのは、知識としてはあり、47年前を知る新潟の方から、たまに話を聞くことはあった。
また、今回太平洋岸を襲った地震を見て、新潟でも同じようになるのでは?信濃川を津波が逆流してくるのでは?という心配をした新潟市民も多いはず。
というわけで、ネット上で映像探してみると、新潟地震の映像が、ニコニコ動画にアップされていた(動画は三分割されている)。記録映画のようだが、出所はよくわからない。
追記:「企画・制作:新潟日報社」というクレジットが入っていた。

M7.5、新潟市の震度5という数字は、東日本大震災後の「余震」程度であるし、死者数、被害を受けた家屋の数なども、数字だけを見れば、東日本大震災とは比べ物にならないほど少ない。しかし、大規模な液状化、津波による浸水、あらゆるインフラの破壊、石油タンクの火災といった現象は、すべて今回の震災と同じ現象だ。また、津波は信濃川を逆流し、万代橋以外の橋はすべて崩れてしまったという。この逆流現象も、今回と震災と同じ現象だ。
現在の新潟市のインフラが、当時と同じような強度であるとは思わないが、東日本大震災と同規模の津波が信濃川を逆流してきたらどうなるのかは、よくよく検証しておく必要はあるだろう。
BSNラジオは、新潟地震をどのように報じたか、2004年に40周年を記念して、ウェブに情報をまとめている(映像や音声はないようだ)。
BSN新潟地震40年「歴史を刻む地震放送」

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