Facebookと連携した新ブラウザRockmelt、日本のアーリーアダプタに一気に浸透

RockMelt - Your Browser. Re-imagined. Connect for an invitation.

今朝Facebook経由で知った新しいブラウザ、RockMelt。今日一日で一気に日本人ユーザに広まった感じだ。震源地となったのは、以下のIDEA*IDEAの記事。
Facebookと密に連携するChromeベースの新感覚ソーシャルブラウザ『RockMelt』がすっごくイイ! – IDEA*IDEA ~ 百式管理人のライフハックブログ
RockMelt - Your Browser. Re-imagined. Connect for an invitation.


現時点では招待ベースで、最初に招待希望を出すと、Facebookの友人ですでに使い始めているユーザに通知が送られて、そこからの招待があると使い始められるという仕組みのようだ(僕のところにもリクエスト状態の方が累積しているが、お送りする招待状が足りない状態だ)。
Chromeベースのブラウザで、まだメニューは英語ではあるが、Chromeを愛用しているユーザには使い始めの障害はほとんどない。Chromeで使っている拡張機能も使える(一部安定しないような気もするが)。
ではChromeと何が違うかというと、RockMeltは最初からソーシャルメディアとの連携を前提に作られているということだ。左のバーにはFacebook上でオンラインのユーザのアイコンが並び、それぞれのユーザとのチャットやWallへの書き込みができる。右のバーには、拡張機能やフィードで更新情報を読み込むためのアイコンが配置できるようだ。
また、今見ているページをFacebookに投稿するShareボタンも配置されている。さらに、Twitterにも、あらかじめ登録しおけば、指定のアカウントからの発言に利用できる。そもそもブラウザを立ち上げた時点で、Facebookへのログインを要求される。というわけで、Facebookとの親和性は非常に高い。
残念ながらTwitterとの連携はまだ今一つ(リストの読み込みなど対応していない部分がある)だし、Facebookについてもファンページには対応していないなど、課題もある。しかしこのブラウザは、急速にリアルタイム性を高めつつあるFacebookを使いこなすには、かなり便利だ。少なくともChromeユーザからの乗り換えは増えるだろう。
ちなみにこのサービスを開発した企業は、Netscapeを立ち上げたMarc Andressenが関与している。
元Netscape創業者ら、新ブラウザ「RockMelt」発表 - @IT
このサービスを使いながら多くの人が思い出したのは、Flockというブラウザ。ソーシャルメディアとの連携をうたい、当初はかなり人気があったのだが、その後あまり話題には上らなくなっていた。Firefoxベースで作られていて、動作が重すぎたという印象がある(今はこちらもChromeベースに変わったようだ)。はたして、RockMeltは支持を得ることができるだろうか。
Flockが登場した当時に比べて、FacebookやTwitterでリアルタイムに情報を共有する機会は増えているし、こうした環境になれたユーザ層も厚くなってきている。その意味では、RockMeltが受け入れられる状況になってきているとは思う。ただもう少し、一般のユーザにとってのメリットがはっきり見えなければ、この先シェアを伸ばすのは難しいだろう(あらゆる世代にFacebookが浸透している米国では、少し事情が違うかもしれないが)。
Flock Browser – The Social Web Browser
Flock – Wikipedia

2 件のコメント

  • いつも拝見しています。
    ひとつ伺いたいのは、「すでに使い始めているユーザ」とは何なのでしょうか?
    一部のユーザー宛にRockMelt 側から招待されたのでしょうか?

  • 一番最初に誰が招待されたのかはわかりません。一番最初は運営側がでしょうかね。
    登録すると招待待ちユーザとしてリストされます。先に使い始めた人には、招待待ちをしている友人のリストが見えますので、自分の持っている枠内で、友人を招待することになります。

  • Twitter

    Facebook

    AppBank Store

    カテゴリー

    2010年11月
    1234567
    891011121314
    15161718192021
    22232425262728
    2930  

    Instagram

    Instagram