FacebookやTwitterのTLを整理して、雑誌風のインタフェースでiPadに表示する、Flipboardというサービスがスタートした。
Facebookには「ハイライト」というタブがあって、大量のフィードが全部流れ込まないようにコントロールされているが、同様の機能を使って雑誌風に表示するというのは面白い。当然読んだ記事を見て、Retweetしたり、Likeしたりすることができるようだ。「ソーシャルマガジン」というのは面白いネーミング。Twitterに慣れ親しんでくると、自分に新しい情報を運んできてくれるのは、公式のニュースサイト(あるいはそのTwitterアカウント)ばかりではなく、むしろ半分以上が自分がフォローしている友人たちであることがわかる。それを時系列表示ではなく、雑誌風にレイアウトしてしまえば、それはもう、雑誌に代わる新しいメディアになるということだ。それでもなお、一次情報を提供する記者たちの仕事はなくならないし、プロの手作業によるレイアウトの価値も消えないとは思うが、友達同士の会話とマスメディアからの情報は、ますますシームレスにつながってきて、区別がなくなるということなのかもしれない。
同様の発想でRSSフィードを整理してくれるサービスにFeedlyがある。僕はこのところ毎日これをのぞいていて、読み切れなくなったRSSリーダのデータが、再び役立つ情報源に変わった。同じような機能をFlipboardも果たしてほしい。
残念ながらまだ僕のところにはアカウントがまだ発行されていないので、自分用のカスタマイズされたページを見ることはできていない。