京都大学で行われた、幸福実現党政調会長の黒川白雲さんの講演会に、Twitterユーザの@igakiさんが参加、自ら質問をしつつも、Twitterでの中継を行った。
リンク: 「幸福実現党」の講演会をtsudaってみた。 – 院生兼務取締役の独り言.
宗教団体を母体とする政党というのは、手堅い「組織票」を抱えているというのが強みなのだと思うが、インターネットで浮動票が「つながり」始めているこの時代に、新たな「組織票」派が登場しているというのもまた、面白い現象ではある。
そしてまた、マスコミが扱い方を決めかねている新勢力について、あれこれ情報を流し、分析するのもまた、ネットユーザ側の仕事ということになる。
選挙期間中、ネット上で有権者が、偏った意見になだれを起こす「サイバーカスケード」が起こる可能性を、否定はしない。しかしそれでもなお、公職選挙法を
改正して、選挙期間中に候補者とネットで対話しながら投票行動を決められるようにすることは、参政権を有効に行使させる手段として、最大限尊重されるべき事柄だと思う。
選挙期間中にブログやTwitterを更新することは、あくまで「手段」にすぎない。だが、この「手段」を解禁することの可否について、候補者それぞれがどういう態度をとるのかは、情報社会のあり方についての候補者の考え方や「センス」を読み取る上で、現時点ではかなり重要なウエイトを占めるし、ネットユーザはちゃんと注目しておくべきだろう。
少なくとも今回のようなレポートが、選挙期間に入っても共有されるというのは、投票行動を決める上で非常に役立つはずだ。また、中継され共有されるということが前提になるならば、ひたすら候補者名を連呼するだけの、有権者を馬鹿にした選挙手法もまた、変化していかざるをえないだろう。