「いまどきの若い者は。。。」という冷ややかな態度で、ネット世代を見るのではなく、企業、社会、学校、家庭、政治などにどんな影響力を与えているかを知り、彼らに有効にアプローチするべきだとと説く一冊。
原題は「Grown Up Digital – How the Net Generation is Changing Your World」。
「ネット世代」というのは77年-97年生まれの世代。僕は65年-76年までの「ジェネレーションX」になるそうだ。本書は「ネット世代」と彼らの親に当たる「ベビーブーム世代」(46年-64年)を対比している。この辺の「世代論」は、アメリカ社会の変容と連動しているので、日本とは必ずしも一致しないが、「ネット世代」の最年長が77年生まれというのは、だいたい一致しているような気もする。