Twitterによる共同「生中継」に使える、Cover It Liveをもう一度見直す

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今朝から急に話題になった津田大介さんによるTwitter「生中継」。

世間はこの現象がもたらす、「公益性」(津田さん)や「危うさ」について、あまり認識していないようだが、ネット界ではTwitter「生中継」をあらわす「Tsudaる」という造語も登場した(定着するかどうかは不明)。

リンク: Twitterでシンポジウム「生中継」 津田大介さんに聞く: 特集 : J-CAST会社ウォッチ.

3時間以上にわたったシンポジウムの内容を、リアルタイムでレポートし続けた津田さんのエネルギーは並大抵ではない。しかも、「1エントリー140字以内」というTwitterの制約にあわせて、それぞれの発言をうまく要約していくのは大変な作業だ。誰にでもできる技ではない。そんなことから、Twitterでイベントなどを生中継することを「Tsudaる」と呼ぶらしい。

この話題で思い出したのが、Cover It Liveという英語のLive Bloggingのサービスで、去年の暮れにTwitterがサポートされていたという話。ちょっと自分の過去ログをたどってみた。

近頃上京の回数が減り、使う機会を逸していたのだけど、昨年暮れからCover It Liveは、Twitterの複数のアカウント(12まで)からの発言を、一つのLive Bloggingのページにまとめることができるようになっていたのであった。したがって、津田さんのように1人で「Tsudaる」(生中継する)のではなく、12人で共同で「Tsudaれ」ることも可能になった。

Cover It Liveは依然としてメニューが英語で、少し設定がややこしいのだが、設定作業はOrganizerとなる1人に任せればよく、ほかのユーザはただ、自由にTwitterで発言するだけでよい(もちろん、互いの発言が見える方が、中継の際には相互補完になると思うけど)。ちなみに他人のTwitterアカウントを表示するのに相手からの承認は必要ないので、「あちら側」と「こちら側」、両方の立場が併存した「呉越同舟」生中継も、一応可能だ。

画面は以下のような感じで、Twitterの発言が流れてくるだけ。これとは別に、Cover it Live内で、独自に文字中継をしたり、アンケートをとったりすることもできる。
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最近できた機能で、Twitterでの発言を流し込む場合、特定語やハッシュタグのついたもののみを抽出することも可能になったようだ(ただし、さきほど自分で試してみた際には、うまく動かなかった)。これが使えるならば、Twitter中継中に別のトピックについて発言したものを除くことも可能だ。

もし「Tsudaり」ブームがやってくるとすれば、Cover It Liveにはぜひ早急に、メニューを日本語化してもらいたいものだ。

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