テレビ朝日が、「ウソバスター」での使われたブログが自作されたものであることを認めたようだ。
リンク: asahi.com(朝日新聞社):番組撮影用にブログ自作 テレ朝の情報バラエティー – 社会.
テレビ朝日広報部の話 実際にあったブログなどから撮影許可が得られず、番組で撮影用に同じ趣旨のブログを作成した。担当した番組制作会社から実在したブログなどネット情報のコピーを示されており、捏造(ねつぞう)ではないと考えている。
テレ朝のウェブサイトに上のコメントは掲載されていないのだが、非常に不自然な対応。「実在したブログなどネット情報のコピー」というが、本当に実在するのであれば、そのリストを公開すれば、比較的早く問題は収束するはず。逆にこのように中途半端に情報を公開すると、「本当は存在しないんじゃない
の?」という疑念を招き、さらなる「燃料注入」になりかねない。ブログ「など」と言っている部分と、実在「した」という部分がもし、テレ朝広報部からの文言を正確に伝えているのだとすれば、本当はブログ記事なんてなくて、Yahoo!知恵袋の内容なども含んでいるんじゃないかとか、さらに突っ込まれたら
「正確なURLがわからなくなってしまった」という逃げ口上を用意しているのではないかとか、そこまで疑ってみたくなってしまうものだ。
自作したブログ記事は、昨晩削除されたようだ。
テレビ業界がネットから距離を置くのは自由だし、それはそれで業界の生き残り方なのかもしれないが、一連の対応のまずさを見る限り、こうした姿勢がもたらしたノウハウの欠如が、いちいち裏目に出ているように感じる。
関連記事: