6月下旬から7月初旬にTwitterが絶不調に陥り、湯川さんがTimelogに引っ越したころ、避難先として主に注目されたのは、日本人ユーザの間ではWassr、英語圏ではidenti.caであったように思う。このころ、Fumiさんの書いたidenti.caに関する記事を読んで、Creative Commonsが適用されるオープンソースのミニブログ、という程度の理解で、僕も一応使い始めた。
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ただ残念ながら、一般ユーザから見たときのメリットは安定性ぐらいのもので、他サービスとの連携もイマイチなので、identi.caは徐々に僕の視界からも消えかかっていた。どうやら僕以外の人にとってもそうだったようで、identi.ca静かだなあ、というようなつぶやきが、ときどき見受けられた。そして、Tomblooによるマルチポストの対象からも、今のところ外れてしまっているので、いよいよ脱落かなと思っていたところ。
実はひそかに、identi.caをめぐって、いくつか変化があったようなので紹介しよう。
1.Twhirlがサポート
FriendfeedとTwitterの両方を利用できる(しかも複数アカウントで利用できる)デスクトップアプリケーションである、Twhirlが、identi.caとseesmicをサポートした。ウィンドウが開きまくって大変なので、一枚にマージする方法がほしいところ。
- twhirl’s blog » Blog Archive » twhirl 0.8.4 adds identi.ca support
- Identi.ca Adds Features, Gets Into Twhirl | sarahintampa
2.identi.caがSMSをサポート
これは日本のユーザには関係ないのかな。
3.Friendfeedがidenti.caをサポート
Feedをまとめて表示するFriendfeedが、つい先ほどからidenti.caとPlurkをサポートするようになった模様(この記事を書いている途中で知った)。日本では、Friendfeedユーザがまだそんなに多くないので、あまり影響はないのかもしれないが、英語圏では結構大きな影響があるかもしれない。
というわけで、かなり苦しい立場にあったidenti.caも、なんとか徳俵で踏みとどまった感じだが、日本ではまったくもって無名のまま。3のFriendfeedによるサポートが朗報と言えば朗報だが、Friendfeed自体が日本では無名に近いので、なかなか苦しいところ。やはり、日本では当面、Tomblooしだいという展開になるのかもしれない。Tomblooユーザ自体は少なくとも、ヘビーユーザからのポスト数は、Tomblooがサポートすると格段に増えるはず。
ちなみに今朝、横田さんが以下のような記事をアップしていた。
候補としては、Wassr、Friendfeed、Timelog。Timelogの最近の状況は知らないが、順当なところだろうか。identi.caは挙がっていない。