「おっとなりさん」で知られる弘前のスーパー、マルエス(正式には「マルエス主婦の店」)が事業を停止、破産手続き開始の申し立て準備に入った。
リンク: マルエス主婦の店破産手続きへ 負債総額29億円 by 陸奥新報.
弘前市と平川市で9店舗を展開する老舗スーパーマーケット「マルエス主婦の店」(本社弘前市、鈴木孝彦社長)が14日付で事業停止し、破産手続き開始の申し立て準備に入った。負債総額は約29億円。弘前市内の弘大前、桔梗野、城東の3店舗は、同業大手のユニバース(本社八戸市)が事業を引き受け、マルエスの従業員(パート・アルバイト含め370人)を一部再雇用する方針。残る6店舗については14日で閉店し、従業員も同日付で解雇された。
うちの母は、近所の店がつぶれてもらったら困るといって、(勝手に)応援し、経営指導していたのだが、その近所のマルエスは、この春には先んじて閉店してしまっていた。
いま、うちの母は10分ほど歩いて、「ユニバース」まで買い物に行っている。うちの近所のマルエスは、このユニバースに駆逐された。近所のマルエスは規模も小さく、品揃えでは全く歯が立たなかった。ユニバースは駐車場も大きいので、ほかにもいくつかのマルエスが駆逐されたのではなかろうか。で、今回は、競争相手のユニバースが手を差し伸べたという格好になる。
近くに弘前やその周辺の出身者がいたら、聞いてみるといいであろう。「おっとなりさんです マルエススーパーチェーン♪」というフレーズを、ほぼすべての人が知っていることだろう。それぐらい地元での知名度は高かった。
すでに再就職支援、連鎖倒産防止など、さまざまな次の懸念とそれへの対策が、話題に上っている。
去年僕が撮った写真。50周年だったらしい。
マルエス主婦の店のこと
ブログから検索 ユニバース/価格据え置き実施などで増収、売上高477億円同期は、7月に破産したマルエス主婦の店の2店舗を改装し、新規開店した。10月には久慈市の1店舗でスクラップ・アンド・ビルドを実施。IT関連も含め、計13億1200万円の投資を実施した。品目別では……