以前に「ICHINOHE Blog: いわむろのみらいブログ OZONE展示会DM」というエントリーを書いた、武蔵野美術大学の現代GPプロジェクト「いわむろのみらい」の展示。先週末、新宿OZONEに見に行ってきた。
from shinyai
展示の様子は、いわむろのみらいブログに写真が載っている(館内撮影禁止だったので、自分では撮れなかった)。
今回展示を見に行って気がついたのは、全体コーディネーションを含む18のプロジェクトがあり、さまざまな学科のさまざまな授業が参加して、複合的に岩室温泉活性化に向けて取り組んでいるということ。教員も20人近くが参加している。
協力した岩室の人々から見ても、これだけ具体的な形でさまざまな成果物が出てくれば、満足度は高いであろう(逆に受け取らないわけにいかなくなりそうだけど)。「形にする」ことができるというのは、美術大学の強みだなという気もする。
新潟県では、大学進学者の県外流出が問題になりつつある。進学という次元の問題と同次元で論じても仕方のないことかもしれないが、岩室温泉にこれだけのソリューションを示したのは、新潟県の大学ではなく、武蔵野美術大学なのである。彼我の実力の差を無視して、子供たちの進学先の話だけを語ることは、むなしいことだし、そういう思考方法ではダメだなと思った。
新宿Ozoneでの展示は18日まで。