はてぶ経由、痛いニュースで以下のニュースを知った。ロボトミー殺人事件というそうだ。ロボトミーとは、「前頭葉切裁術」といい、「前頭葉を脳のその他の部分から切り離す手術」だそう。知らなかった。
現在は精神外科自体の有効性が否定されている。ただ一般人が感じてしまう、「脳を外科的に治療する」行為への恐怖感それ自体は、脳外科手術でも別に変わらないように思う。
リンク: 河北新報ニュース 服役中の自死権認めず 仙台地裁、受刑者の請求棄却.
男は1979年9月、脳の前頭部を薄くはぎ取る脳外科手術(チングレクトミー)で後遺症となったことを恨み、主治医だった東京都小平市の精神科医宅で、医師の妻と義母を殺害。強盗殺人罪などに問われ、一審東京地裁八王子支部、二審東京高裁とも無期懲役を言い渡した。最高裁は96年11月、男の上告を棄却し、判決が確定した。
Wikipediaの「精神外科」の項、下のほうに載っている「カッコーの巣の上で」は、烏山で一緒に暮らしていた頃、弟が見ていたことを思い出した。話の中身もきいたような気もするが、当時の僕はあまり興味が持てなかった。
渡辺淳一「脳は語らず」も関連があるようなので、読んでみようと思う。