梅田で「たこ梅」に出会って以来、おでんへの興味は尽きない。
先月から香港のKaren Leeが大阪に来ていて、このまえ「花くじら」という店に一緒に行ったのだが、これもヒットだった。Karenも大阪のおでんファンになり、その後自分で作ろうとして失敗したようだ。
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東京では先日、以前から気になっていた、新宿の「お多幸」に行ってみた。黒く甘辛い出汁で、個人的には大阪の味のほうが好みだった。
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さて、そんな矢先、dancyuがおでん特集をしていたので、早速購入した。「お多幸」の黒い出汁に苦情をいう人もいるが、あれはあれでプライドを持ってやっていることとか、名古屋の味噌煮込みの存在を思い出させてくれたり、東京、大阪の名店についての情報もあったり、大変役に立つ一冊だ。
そのほか、全く新しく、自分に役立ちそうな情報としては、札幌、青森、新宿三丁目のおでんやが一軒ずつ。これはいずれ行くことになるだろう。あと、静岡にも黒はんぺんのおでんというのがあるそうで、これも興味深いところ。
こうやって仕入れた情報を、「あとで行く」や「楽天マップ」に情報を登録しておくと、後で思い出すときに非常に役に立つし、先日記事に書いた楽天マップのGPS対応は、出先で「この前見ていいなと思ったあの店」を取り出すにも便利だ。紙で見て、「いいな」と思った情報を、紙で完結させないための気配り。情報誌が見出すべき突破口は、この辺にあるのかもしれない。たぶん大事なのは、「自分のところ」への囲い込みにこだわりすぎず、ユーザにとっての使いやすさを追求することだろう。中身がよければ客は逃げない。