リンク: i-morley: 時事通信 – 僧院破壊、僧侶を大量拘束=デモ徹底弾圧狙う.
水曜日の国際関係入門で、学生にこういう話をした。
福田康夫氏が首相になるまでの顛末、その間の議論は、いやというほどニュースで報じられたが、ミャンマーで僧侶がデモをやっている理由は、あまり報じられていない。世の中の関心に沿って作られているニュースではえてしてそういう現象が起きる。国際関係を学ぶ人は、それだけ「情報」に敏感でなければならない。
そのミャンマー情勢はさらに緊迫化しているが、依然として日本のマスコミの報道はタイから外電を伝えるものが多い。そして、流れ弾で日本人のフリージャーナリストが亡くなった。亡くなった長井さんは、AFP通信の仕事でミャンマーに入っている。ご冥福をお祈りしたい。
追記:AFP通信ではなく、APF通信の間違い。佐藤剛裕さんのコメントで気がついた。
リンク: asahi.com:死亡の長井さん、「町にデモ取材へ」通信社に連絡 – 国際.
「国際」を目指す学生たちのイメージは、「外国に行ってみたい」っていう素朴なものでしかない。でも、自分も大学に入った頃、同じような学生だったんじゃないかという気もする。
「日本語ワールド」は結局、ミャンマー/ビルマ問題に大して関心を持っていないように感じる。東亜の国々の解放をうたったわりには、実際の人々の「解放感」には関心がなかった時代と、今も基本的にかわっていないんじゃないかなあ。他人事なんだと思う。もし他人事だとしても、単に外国に憧れるのではなく、それなりに主体的に考えられるような視点を、学生たちに対しては、提供していかなければならないのだろう。学生たちの実態を知れば知るほど、どのように取り組んでいけばいいのか、考えさせられるけれども。
僕もこの問題、関心持ってます。
永井さんの所属していたのは、AFP=Agent France Press のほうじゃなくて、APF通信社という報道ステーションなどにニュース提供していてる日本の会社のようです。僕も昔同じ勘違いをしたことがあります。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070927ic24.htm
あんまり、人のサイトの情報でブログ書かないでね。日本人は、この辺りのマナーが悪いニダ。
モーリー・ロバートソンさんの弟の
ヘンリー・ロバートソンさんですか?