毎日新聞のほっかいどうブログ


Matimulogによると、「毎日新聞の北海道報道部ではなんと、報道部全員がブログ記事を書いている」というのでのぞいてみた。

リンク: まいまいクラブ – 大盛りほっかいどうブログ.

一つ一つのブログはYahoo!ブログで、それぞれのトップページを実名肩書きつきでリンクし、また日々新しい更新をまとめリンク的に更新している。さすがに新聞社なので、RSSで引っ張り出して自動的に表示させるなどという手は使わず、人の手で毎日リンクを作っているようだ。

稚内の担当は金子栄次さん。以前、テレビ局のカメラマンという肩書きで、以前お会いした方。今も兼職のようだ。RSSを登録しておいた。お元気そうだ。

オンラインでの新しいニュース報道の台頭により、新聞による旧来型のジャーナリズムが成り立たなくなると、最初に削られるのはアフリカなどの、日本から見
て、比較的ニュースの少ない地域への特派員だという話を、去年の情報ネットワーク法学会で聞いた。たしか佐々木俊尚さんの発言だったと思う。

実は稚内は国内にもかかわらず、新聞社の支局は少なく、あっても小さい。まともに動いているのは北海道新聞だけで、中央紙はおそらく金子さんのような方に他社の仕事と兼務で受けてもらっているというのが大半だろう。NHKは、稚内報道室の担当が1名だけ。
田舎だからしょうがないといえばそれまでだが、他地域と異なり、近隣の主要都市から距離があるので、それだけ目が届かず、中央紙にフォローされない話題も多いし、その分地元紙が幅を利かせている(その地元紙の日本語に感じる違和感については、以前稚内時代に書いた「 ICHINOHE Blog: 「稚内体言止め」.」を参照)。

「オンラインでの新しいニュース報道の台頭により、新聞による旧来型のジャーナリズムが成り立たなくなると、最初に削られるのは稚内などの、東京から見て、比較的ニュースの少ない地域への特派員だという」のも、実は結構ありそうな話ではある。

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