蒼天航路


5月19日のブログ ICHINOHE Blog: 「しあわせの理由」の感想:Tsuyuguchi版.で言及した、「蒼天航路」が、弟の奥さんから送られてくることになった。Tsuyuguchiさんはこんな風に書いている。

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が自信のブログにこの本を紹介したときの想いを考えるにあたって、もう一つヒントになると思われるのが、ちょうど入院した頃に僕と「蒼天航路で曹操が頭痛
がなくなって『なんとなー』と感動するシーンがあるんだけど、たぶん僕もそうなるんじゃないかな」と話(もちろんメッセ)をしたというエピソード。

彼は「なんとなー」と感動することはできなかったわけで、そのシーンを読んだらまた、こみ上げるものがありそうだが。弘前ねぷたに親しんで育った僕ら兄弟は、三国志に対する思い入れをある種共有しているので、演義とは違う視点で書かれたこの作品を読むのは非常に楽しみだ。

ねぷた開催中の8月最初の週末に、弟の埋骨を弘前で行う予定だったが、ご参列くださる方々の宿の手配が難しいこともあり、もうちょっと先に伸びることになった。祭りのときの弘前は、「東京のnaoyai」と「弘前のnaoyai」、それぞれの中にある人物像を統合するのにも、最後のいい機会になるかなと思ったのだが。それはいつでも一緒かな。

茂木健一郎さんの本に、母親が死んだ数日後にその年初めての螢を見て小林秀雄は「おっかさんは、今螢に なっている」とふと思った、という話が、たびたび登場する。今年のねぷたを見て、まさか「弟はねぷたになった」とは思わないだろうが、一緒に見ているような気分にはなるかもしれない。この夏はやはり、ねぷたを見に帰ろうと思う。

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