スペイン語でJ-POPを歌うチリのSalomé-Anjarí


Last.FMのRecommend機能で出てきたもの。
ドメインからするとチリ出身で、スペイン語(と日本語)でJ-Popのカバーを歌っている女性アーティストだ。

リンク: Salomé-Anjarí.

日本語での情報は、ウェブにはほとんど載っておらず、Salomé Anjaríでググると、キャンディキャンディを歌っているYoutube映像が一番上に出てくる。日本ではまだ関心をもたれていないようだ。スペイン語で歌った後、「そばかすなんて 気にしないいわ」と日本語で歌い始める。

上のリンク先、公式ページを見ると、Seihukuなどの特定の衣服を身に着けた写真データが、カテゴリーごとに整理されている。またアルバムの曲目を見ると、原曲は、浜崎あゆみ、Tommy Februaryなど日本のアーティスト名、それからそれぞれアニメのテーマソングなのだろう、何々のテーマソング、というようなことも書かれている。

先日のicpfセミナーでも話題に出ていたけれども、結局海外で日本のコンテンツが売れるかどうかというのは、コンテンツの中身しだいであり、著作権法でがちがちに固めたところで可能性がでてくるわけではない。日本人の知らないところで、勝手にどんどんコンテンツが浸透してしまっていることが、権利者の思惑とはまったく逆であるにせよ、実は一番効果的なんじゃないかという気にすらなってくる。

日本側はチリの動きまでは把握してないけど(上のケースは把握している可能性が高い)、ネットでどんどんコンテンツが海外に流れてしまい、その中でとりわけ人気のあるものが、地球の向こう側でもビジネスとして成りたつようになる。そういう草の根の情報流通を含めたほうが、少なくとも流通する日本のコンテンツの裾野は広がるし、そのほうが産業自身の競争力も強まるはずだ。

1 個のコメント

  • コンテンツに関してまったく同感です。
    特に南米あたりは著作権で抑え込もうとしても無理ですよね。
    ただアニメはアニメだけに限らずエンターテインメント、ファッションなど幅広いビジネスに拡散しそうですから、押さえ込むよりも世界中で認知してもらった上でビジネスを考えるほうがより効率が良いと思います。
    YOU TUBEで晴れ晴れ愉快とかセーラームーンを見ていると世界中の少女達から取り上げることはまったく不可能だと思えます。
    インターネットで動画が一般の人にまで広まったのはついこの1~2年ですから、日本アニメの海外からのアップは2006年辺りからのものばかり。今後急速に存在感が大きくなると思うのですが、民主党政権がアニメの殿堂を潰したのは残念ですね。

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