正月に弘前の紀伊国屋書店で見つけて、なんとなくそのときは買わなかったのだが、今回「津軽学」
というシリーズの1号、2号を買って帰ってきた。東北芸術工科大学赤坂憲雄教授の「東北学」研究と連携しての取組みのようで、同様に「会津学」「盛岡学」「仙台学」「村山学」といったシリーズがあるようだ(弘前の紀伊国屋書店には揃っていた)。
もともと津軽の人、とりわけ地元にいる人の郷土愛は強い。他地域から来た人には共感不可能と思われるものも多いように思う。しかし郷土愛の強い人とよそ者が、互いに遠慮なく、その地域について語り合うことで、より郷土への理解が深まっていくであろうし、そういう意味では郷土愛の強い人の存在は、地域学にとって不可欠のものとなるであろう。
ぱらぱらとめくった感じでは、昔の津軽の風景がでてきたりして、めくるだけでもなかなか楽しい。父の版画作品を見てくれる人たちと、どこかでつながるような気がしないでもない。