あちこちでFlickrの使い方を教えているのだが、結局英語ができない(あるいは自力で読めない)と楽しめないようだ。
95年前後にインターネットを使い始めた世代は、当時英語なしでできることが少なかったので、辞書を引きながらでも英語のコンテンツを解明していたのだろう。だからいまも、その頃からのインターネットユーザは、「英語だからダメだ」という考え方を、あんまりしないような気がする。昔から英語ができない日本人インターネットユーザは多かったのだけど、「野生の勘」のようなもので、どうにか使えるようにしていたんじゃないかと。今はみんな、「飼いならされて」しまったのか。
というわけで、Flickrの機能やコミュニティについて、ときどき書いてみよう。
Flickrのグループの中から、「Flickr: Four Favs (Post 1 Fav 4) New Rules.」について。1つ投稿したら、4つFavに入れてね、ということだ。
# グループというのは、Mixiでいうところの「コミュ」なんだけれど、自分の写真をアップロードすることができるので、タグ同様に、グループへの投稿がその写真の属性を表す意味もある(個々の写真のページに、投稿したグループのリストが表示される)ので、掲示板では何も議論されてなくて、ただどんどん写真だけが投稿されているグループもある。
Favsというのは、「お気に入り」のこと。他のユーザの写真を見ているときに、写真の上にある「ADD TO FAVES」というボタンを押すと、その画像は自分のFavoritesに追加される。もちろん後から見るための機能でもあるのだが、お気に入りに選ばれたことは相手にも伝わるので、「あなたの写真はよかったよ」というメッセージとしても機能する。その写真のinterestingness(おもしろ度)もアップする。
で、そのFavsをみんなで付け合おうっていうのがこのグループの目的。ルールはこうなる。
1.自分の写真を投稿したら、自分の写真の前にある3枚のうちから1枚をfavoriteに入れる。
2.そのページ(1ページ目)に投稿された写真から、もう1枚選んで、favoriteに入れる。
3.同じく、次のページ(2ページ目)とそのまた次のページ(3ページ目)からも同じように一
枚ずつ選んで、favoriteに入れる。
選んだ写真のコメント欄に、
From the <b><a
href="http://www.flickr.com/groups/fourfavs/">FOURFAVS</a></b>
Group, this photo has been picked as a favorite.
とコピペしておくと、あなたがその写真をこのグループのルールにのっとって、お気に入りに選んだことが相手に伝わる。
と、ここまで読んだところで、「自分の前の3枚が気に入らない写真ばっかりだったら、選ぶのイヤだなあ」という意見もあるだろう。実際そういう意見も掲示板で出ている。
このグループの投稿制限は1日3枚。前の3枚にお気に入りに入れたくなるような写真があるときに投稿するというのが、次善の策かもしれない。